Microsoft社 の Visual Studio Code (以下,VSCode)を単順にテキストエディタ+シェルとして使う方です.
設定,カスタマイズによって統合開発環境としても使用できます.
注:コンパイラ(XCode, BorlandCなど)が,既にインストール済とします.
用語の注意:
ここからWindows版をダウンロード.
多くの場合は「System Installer 64bit」でよい. (自分の環境に応じて,32bitやArmの場合もありうる.また, PCの管理者権限がない場合は,「User Installer」の中から選択)
ダウンロードした「VSCodeSetup??????.exe」をダブルクリック,インストーラを起動.インストール途中では以下のオプションONがお勧め.
ここからMac OS版をダウンロードしたzipファイルを展開(ダブルクリックで展開される),展開されたファイルを「アプリケーションフォルダ」に移動.
以下,Mac版(英語)で説明.
所々Windows版(日本語)の図も加えている.いずれもほぼ同様の操作である.
アプリケーションをダブルクリックして起動する.以下の様なウインドウが開く.
いちばん左上(赤枠内)のボタンを押すと,explore窓が開く.初めから開いている場合もある.
どうしてもメニューなどを日本語にしたい場合.
左列の「Extensions」アイコンをクリック.
japaneseと入力,検索結果の中から「Japanese
Language Pack for Visual Studio Code」の「Install」ボタンをクリック.インストールが終わったら右下の「restart」を押す.
再起動するとメニューが日本語になっている.
まず,作業フォルダーを指定するために,「Open Folder」「フォルダーを開く」と書かれた青いボタンを押す.
作業用のフォルダーを好きな名前で設定する.
この例では,ホームディレクトリの下に「work」というディレクトリを作成している.
授業で使用する場合は,日付や科目名を指定するとよいが,全角文字は使用しないほうがトラブルが少ない.
出来上がったworkフォルダ内に,下図の「NewFile」または「新しいファイル」ボタン を押し,新しいファイルを作成する.
授業の課題用ファイルの場合は,ファイル名に注意する.
インストール後に初めて.cppファイルを作成する際,右下にメッセージ(Install extension for C++? や,C++にお勧めの拡張機能をインストールしますか?)が出た場合は,「Install」または「インストール」ボタンを押す.
(これら拡張機能は一旦インストールすれば,次回起動時からは聞かれないが,アップデートが出た場合に再度,更新するか聞かれる場合がある.)
以下の様に例えばHelloWorldプログラムを打ち込む. 「ファイル」「保存」またはCTRL+Sを押して保存する. (タブのファイル名の右の ● が × に変化する.)
メニューの「Terminal」→「New Terminal」または「ターミナル」→「新しいターミナル」をクリック.
ウインドウの右下にターミナル・シェル(コマンド入力画面)が現れるので,コンパイラを起動する.
$ c++ 153R000000-01-1.cpp (Mac OS+XCode や gcc の場合) > bcc32 153R000000-01-1.cpp (Windows, 情報処理教室の場合.自宅にインストールしたBorlandCの場合は bcc32c)
gccでは,エラーがなければ何も表示されない.エラーがあればここに表示される. コンパイルに成功したら,実行ファイル a.out (または a.exe または 153R000000-01-1.exe) が生成されているので,これを入力.
$ ./a.out (Mac OS+XCode や gcc on UNIX の場合) > ./a.exe (Windows, gcc の場合) > 153R000000-01-1.exe (Windows,bcc32, bcc32c の場合)
これでOK.以上がコンパイルの手順である.
別のソースファイルを作成する場合は,ファイルの作成(NewFile)から同様に繰り返せば良い.