コンピュータの画面は,画素(ピクセル:色の点)の集まりで表現される.
つまり,コンピュータの画面は点描になっている.
(このような画像をビットマップと呼び,jpeg,
pngなどもこの仲間である。)
以下の説明では,
画面の左上を原点(0,0)とし,
X座標は左から右へ増加,
Y座標は上から下へ増加し,
座標値は正の整数である.
まず,画面にグラフィックスを表示するための関数群(ツールボックス)をダウンロードする.
ここ(mogra_2.h)を右クリックして,ソースファイルを保存するフォルタと同じ場所に保存する.
(この時,「ファイルの種類」は「テキスト文書」ではなく「すべてのファイル」に変更すること.)
これは,グラフィックスの基本的な関数を集めたプログラムで,使える関数は下記の通りである.
これらの関数を組み合わせて,画面に絵を描く.
ほかにも関数が定義されているので,興味がある人はmogra_2.h
を開いて中身を確認してみよう.
#include <stdio.h>
#include "mogra_2.h" /* この行を忘れないこと */
void main()
{
g_int(640, 480); /* 640*480ピクセルの大きさのウインドウを開く */
line(0,20, 40,0, 5); /* 線を引く */
box(400,400, 560,479, 2); /* 四角を書く */
circle(256,256, 100, 3); /* 円を描く */
gend(); /* 終了処理. */
}
このサンプルプログラムを実行すると,新しいウィンドウが開き,線・四角・円が描画される.
絵が描画されたウインドウを閉じるには,コマンドプロンプトのウィンドウで,Ctrl+C(コントロールキーを押しながら,Cを押す.)によりプログラムを終了させる.