【公開講座/現地報告】サプライチェーンの労働問題を考える
−ユニクロから生産を打ち切られ、倒産したインドネシア・ジャバガーミンド社労働者の現在−


日時:2019年4月13日(土)14:00—17:00
場所:明治大学駿河台キャンパス・グローバルフロント2階4021教室
主催:明治大学労働教育メディア研究センター、サプライチェーンを考えるネットワーク、アジア太平洋資料センター
現地報告:
・田中滋さん(アジア太平洋資料センター事務局長)


・大野旭美さん
(大野さん撮影映像)

インドネシア・ジャバガーミンド社周辺
「タンゲランの工場地帯にあるジャバガーミンド社の工場の一つ。倒産時には2000人が働いていた。ジャカルタから車で1時間半ほど西へ行った所にあり、高いビルが立ち並ぶジャカルタと工場地帯の差が印象に残った。」


アチムAcimさんの家
「工場からバイクで数分走ったところにある個人商店街から更に小さい道に入ると、労働者居住区に着いた。深夜まで営業している個人商店もあった。また、居住区内にモスクがあり、幼稚園児はそこでコーランを習っている。」



「アチムさん家は、トイレ・寝室・台所が1つずつある。トイレ内でバケツの水を浴び身体を洗い、トイレ前の背の低い水道で食器・衣類を洗う。家賃月4000円は大家から借金をしている。同じ長屋に住む家族と協力しサンダルを売る。」






参加費:無料
参加申込み:資料準備の都合で、参加を希望される方は、4月11日までに下記連絡先までご一報下さい。
連絡先:明治大学労働教育メディア研究センター
メール:labored(at)meiji.ac.jp  (at)を半角の@に置き換えて下さい。

昨年10月にインドネシアのユニクロの下請会社であったジャバ・ガーミンド(JG)社の労働者と支援団体が来日しました。JG社は、ユニクロからの生産委託が打ち切られ、2015年に倒産しました。

労働者たちは一部賃金と退職金が支払われないまま解雇されています。JG労働組合は、補償金を求め、ユニクロの社会的責任を追及し、昨年11月にはジャカルタでユニクロとの交渉が行われましたが、ユニクロは支払い責任を全面的に拒否しています。

本講座においては、今年1月と3月にインドネシア現地を訪問しJG労働者に会い、ユニクロの下請時代の出来事や現在の生活状況を聞いて来たお二人の方からご報告を受け、ユニクロなどの多国籍企業の社会的責任や日本で私たちに何ができるかを考えていきたいと思います。

ご関心あるみなさんのご参加を呼びかけます。


公開講座
サプライチェーンの労働問題を考える
ーユニクロの下請労働者がインドネシアから補償を求めて来日


(画像をクリックすれば、PDFファイルをダウンロードできます)

公開講座終了後に参加者とともに
日時:2018年10月13日(土)14:00~17:00(13:30開場)
場所:明治大学駿河台キャンパス・アカデミーコモン8階308F
地図 https://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html

報告(通訳つき) 
・ソ・ション(CCCEA-クリーン・クローズ・キャンペーン東アジアコーディネーター)


・テディ・プトラ(ジャバ・ガーミンド労組委員長):JG労働者に何がおきたか


・ワー二・ナピツゥプル(JG女性労働者):女性労働者からの声


・ムチャマド・ダリズマン(WRCインドネシアスタッフ):インドネシアにおけるサプライチェーン労働者の現実


・ミリヤム・ファン・フートン(クリーン・クローズ・キャンペーン・CCC国際事務局、イロナ・ケリーさんから変更になりました):世界のサプライチェーンとCCCの活動


・遠野はるひ(CCC東アジア運営委員):日本で何ができるか


共催:明治大学労働教育メディア研究センター
   サプライチェーンを考えるネットワーク

参加費:無料

参加申込み:資料準備の都合で、参加を希望される方は、10月11日までに下記連絡先までご一報下さい。
連絡先:明治大学労働教育メディア研究センター
    メール:labored(at)meiji.ac.jp  (at)を半角の@に置き換えて下さい。

10月7日から14日に、インドネシアのユニクロの下請会社であったジャバ・ガーミンド(JG)社の労働者と支援団体のスタッフが来日します。JG社は、ユニクロからの生産委託が打ち切られて倒産。労働者たちは一部賃金と退職金が支払われないまま解雇されています。労働者たちは、未払い賃金・退職金を求め、ユニクロの社会的責任を追及して闘っています。

本講座においては、労働者の訴えを聞き、サプライチェーン(下請企業)における労働問題を知り、ユニクロなどの多国籍企業の社会的責任や日本で私たちに何ができるかを考えていきたいと思います。

ご関心あるみなさんのご参加を呼びかけます。

2018年10月13日の公開講座報告者パワーポイント(タイトルをクリックするとpdfをダウンロードできます)

・ジャガバミント社の倒産と解雇(賃金・退職金不払い)
・インドネシアの衣料サプライ・チェーン; 不公正なビジネスの実態
・「責任あるサプライチェーン」日本で何ができるか
・JG争議とユニクロキャンペーン

2018年10月13日の公開講座の映像記録(報告並びに質疑部分を含むすべて)

公開講座:サプライチェーンの労働問題を考える(前半、1時間45分)



公開講座:サプライチェーンの労働問題を考える(後半、1時間15分、質疑部分を含む)


2018年10月に来日したジャバ・ガーミンド(JG)社の労働者たちが日本に向けて出発する動画(CCCEA制作、3分)



CCCEAのYouTubeページ(関係動画を視聴できます)
CCCEAのFacebookページ
CCCのFacebookページ

2018年10月9日午後に実施されたユニクロ本部前での行動の報告レポート(レイバーネット)

http://www.labornetjp.org/news/2018/1009shasin

同動画(4分)


2018年10月13日午前に実施されたユニクロ新宿店までの行動の報告レポート(レイバーネット)

http://www.labornetjp.org/news/2018/1013shasin

同動画(6分)

ユニクロキャンペーンの関連サイト(横浜アクションリサーチ)

http://www.y-ar.org/ja/m-action-jp/2017-09-09-05-52-21/m-uniqlo-campaign.html

文春オンラインの記事

ユニクロはいつまで下請け工場の労働者の「訴え」を門前払いするのか このままではアパレルの世界潮流から落ちこぼれる 横田 増生

サプライチェーンの労働問題を考える
ーユニクロの事例からー(終了)

報告者のソ・ションさんへのビデオ・インタビューをYouTubeに公開しました(2018年1月24日)。



クリーン・クローズ・キャンペーンの日本語サイト
https://cleanclothes.org/jaba-garmindo/japanese

2018年1月18日にファーストリテイリング社が「インドネシアの元ユニクロ取引先PT Jaba Garmindo社の倒産について」声明を出しています。
http://www.fastretailing.com/jp/sustainability/news/1801180900.html

サプライチェーンの労働問題を考えるーユニクロの事例からー(終了)

日時:2017年12月17日(日)15:00-17:30
場所:明治大学駿河台キャンパス・グローバルフロント2階4021教室
https://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
共催:明治大学労働教育メディア研究センター
   サプライチェーンを考えるネットワーク
参加費:無料

報告1:サプライチェーンの労働問題を考えるーユニクロの事例からー
    ソ・ションさん[クリーン・クローズ・キャンペーン東アジア(CCCEA)コーディネーター]
報告2:サプライチェーンの労働問題−労働運動・ILOの視点から
    中嶋滋さん(ILO元理事・労働側)   

連絡先:明治大学労働教育メディア研究センター
 メール:labored(at)meiji.ac.jp (at)を半角の@に置き換えて下さい。
    サプライチェーンを考えるネットワーク
 メール:yokohama-arc(at)jca.apc.org (at)を半角の@に置き換えて下さい。

講師のソ・ションさんはCCCEA(クリーン・クローズ・キャンペーン東アジア)のコーディネーターで、CCCEAのことを知ってもらいという目的で来日されます。

CCC(クリーン・クローズ・キャンペーン)は、世界の衣料産業における労働条件を改善し、労働者のエンパワメントを支援する活動を行っています。ヨーロッパ17カ国に支部があり、世界の250団体とネットワークを結んでいます。東アジアでも今年6月にCCC東アジアが結成されました。

ソさんは香港に事務所をもつLESN(労働教育・サービス・ネットワーク)の代表で、中国女性労働者の支援のために働いています。ご自身も中国からの移民で、14年末から最近まで闘いが続いていたユニクロのサプライチェーン、アーティガス争議の関係者です。

明治大学労働教育メディア研究センター公開講座
オシャレをつくる人と着る人と
―ファストファッションの構造問題(終了)


カジュアル、豊富なバリエーション、そして大量生産、大量消費のコストパフォーマンスを売りにするファストファッション。それを支えるメイド・イン・チャイナの過酷な労働問題が話題になりました。それは一工場、一企業だけの問題ではなく、アパレル業界全体にかかわるグローバルな構造の一端です。昨年ユニクロの中国委託工場での労働問題のレポートで大きな注目を浴びた香港のSACOM(Students & Scholars Against Corporate Misbehaviour)が来日し、中国、バングラディシュ、カンボジアなどに広がるグローバルなサプライチェーンの構造的問題を報告し、過酷な労働でなりたつファストファッションの消費文化を考えます。

報告・発言者
ソフィー・チェンさん SACOM(香港)
伊藤和子さん     ヒューマンライツ・ナウ(HRN)
大野和興さん      日本消費者連盟共同代表

日時:2016年3月25日(金) 18:30ー20:30(開場18:15)
会場:明治大学駿河台キャンパス・研究棟4階第一会議室
主催:Students & Scholars Against Corporate Misbehaviour(SACOM)http://sacom.hk/
   明治大学労働教育メディア研究センター
協賛:認定NPO法人ヒューマンライツ・ナウ、NPO法人アジア太平洋資料センター、Labor Now、ATTAC(首都圏)、日本消費者連盟


2016年3月に来日したSACOM(香港)のソフィー・チェンさんの報告(3月28日)のビデオ録画をYouTubeに公開しました。
https://youtu.be/zhRmxGAkTz4

中国におけるユニクロ下請企業の労働実態調査インタビュー


2015年1月19日、来日した香港の労働NGO・SACOM(企業行動を監視する大学教員と大学生)のプロジェクト・オフィサーのアレクザンドラ・チャンさんに、中国におけるユニクロ下請企業の労働実態についてインタビューしました。

関係情報
ヒューマンライツナウの関係情報サイト 
http://hrn.or.jp/news/3030/
社会運動ユニオニズム研究会のサイト
http://socialmovementunionism.blogspot.jp/2015/01/49.html

1.ユニクロ下請工場でストライキ


2.ユニクロ下請企業に潜入調査


3.ユニクロ 労働NGOとの交渉を継続



関係リンク

LinkIcon明治大学

協力組織

LinkIcon法政大学大学院フェアレイバー研究所
LinkIconUCLAレイバーセンター
LinkIconLabor Now
LinkIcon一橋大学大学院社会学研究科フェアレイバー研究教育センター(2017年度末廃止・アーカイブスリンク)