高校生まで外国人と関わる機会が一切なかった私。大学生になり、多くの留学生と話をする中で、彼らの中には偏見や差別など、日本での生活に苦しんでいる人が多くいることを知りました。このような経験から、国籍や民族に関わらず、誰にとっても住みやすい社会にしたいと思い、多文化共生社会を研究する山脇ゼミに入室しました。
ゼミを通して成長できたと思う点は、主体性とリーダーシップの二つです。ゼミは講義形式の授業とは異なり人数が少ないため、一人一人の意見が強く求められます。
また、4年次では副ゼミ長として3年生、4年生共にまとめる経験もしました。ゼミの仲間と過ごした2年間は、私の学生生活をより素晴らしいものにしてくれました。
多文化共生社会の実現に向けて活動しています。ゼミというと文献を読んだり、プレゼンをしたりなど、研究をするイメージがあると思います。しかし、山脇ゼミはフィールドワークやイベントの開催など足を動かして活動することが多いのが特徴です。
昨年(2016年度)は、6月に中野区長と留学生の懇談会、11月に大学対抗多文化共生プレゼンコンテスト(東京都主催)、12月に多文化共生フォーラムを行いました。
また、4年生はこれらのイベントと並行して、外国人の住宅問題について1年間調査し、その成果物として外国人住民と不動産会社双方に向けてのホームページを作成しました。3、4年生一緒に活動することが多く、学年を越えて仲を深めることができるのも山脇ゼミならではの良いところです。