私のアコーディオンを紹介します。
プロがバリバリ弾くような、高級なアコはありません。
古くて使用感のある楽器ばかりです。(^^;;
でも、小生にとってはどれも思い入れのある愛器であります。
このページはまだ工事中です。今後、写真と文章を追加してゆきます。
Now, I show you my squeezeboxes. I love them because each of them is unique, although they are not expensive.
Bastari 40 button anglo-concertina:A miracle instrument!
This concertina is very light.You can take it up only by your single finger.
However, the ability of this instrument is very nice.Click here.(RealOne Player)
小指一本で持ち上げられる軽さでありながら、オルガン並の演奏能力をもつ驚異の楽器
Bastari 40 button anglo-concertina。
コンサーティーナは、バンドネオンと同じく、アコーディオンの「おじさん」筋にあたる蛇腹楽器です。
日本ではあまり普及していませんが、欧米の民俗楽器ではよく見かけます。日本でも、アイリッシュ音楽の愛好者のあいだでときどき演奏者を見かけます。
そのため、アイリッシュ専用の楽器と誤解している人がいますが、コンサーティーナは、もちろんアイリッシュ専門の楽器ではありません。バンドネオンがタンゴ専用の楽器でなく、ウクレレがハワイアン専用の楽器でないのと、同様です。
また一口にコンサーティーナと言っても、押引異音のダイアトニック式、押引同音のクロマチック式など、さまざまなタイプがあります。
実に奥が深い楽器です。
小生の愛機は、イタリアのバスターリ社製の40ボタンの押引異音式です(アングロ・コンサーティーナ)。1993年に購入、価格は新品で約7万円でした。
本格的なコンサーティーナは、職人の手作りで、五十万円〜百数十万円くらいします。それにくらべると、小生のコンサーティーナは、内部構造も部品の質もくらべものにならない普及品です。
手作りのコンサーティーナの味わいを「バター」とするなら、この普及品の味わいは「マーガリン」でしょうか。
しかし、マーガリンの味が、一概にバターに劣るとは、単純に言えません。普及品とはいえ、40個もボタンがあるので、かなり面白い演奏が楽しめます。なにしろ、わずか1キロ半の重さなのに、伴奏つきで旋律が演奏できるのです。
例えば、宮崎アニメの主題歌も、だいたい弾ける。
こんな楽器は、ちょっと他にありません。19世紀の西洋の機械工学が生んだ、傑作の楽器の一つです。
まだ若かったころは、よく「青春18きっぷ」で、このコンサーティーナを肩からかけて、あちこち旅行に行ったりしました。軽くてコンパクトなので、運ぶのも苦になりません。それで、途中下車して、その町の音楽喫茶などでチョっと飛び入りで演奏したりしました。
今思うと、恥ずかしいですが・・・(^^;;
2007年4月、NHK教育テレビで放送した「知るを楽しむ・歴史に好奇心」に小生が出演したとき、野外ロケ(東京都中野区の哲学堂公演)で小生はこのコンサーティーナで「宮さん、宮さん、お馬の前に・・・」を弾きながら、公園内を練り歩きました。
同テレビの中では、「コンサーティーナ」という単語を知っている視聴者がほとんどいないであろうことを考慮し、あえて「アコーディオン」と称しましたが・・・・・・。
ともあれ、「楽しい器」という意味での楽器を体験してみたいのなら、一度はチャレンジしてみる価値のある楽器だと思います。
ちなみに、演奏の動画はこちらをクリック(ソフトはRealOne Playerです)。