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コンサーティーナ入門 FAQ

最初の公開2011-10-23 最新の更新2017/8/14

【問】西洋ではコンサーティーナはよく見かける楽器なのですか?
【答】一口に「西洋」と言っても、いろいろな国がありますけど(^^;; まあ、わりと普通に見かけます。
 アイルランドの伝統音楽(アイリッシュ音楽)では、アングロ・コンサーティーナは、よく使われる伴奏楽器の一つです。
 その他、西洋の映画なんかでも、よくコンサーティーナが出来ます。例えば・・・
★「腰抜け二丁拳銃」(THE PALEFACE,1948 アメリカ)では、俳優のボブ・ホープ(Bob Hope)が、揺れながら進む幌馬車の中で、主題歌「ボタンとリボン」Buttons and Bowsをアングロ・コンサーティーナの弾き語りで歌います(弾く演技)。
concertina,Bob Hope

★「海底二万哩」(20000 Leagues Under the Sea,1954 アメリカ)では、俳優のカーク・ダグラス(Kirk Douglas)のギターと歌にあわせて、船員がアングロ・コンサーティーナを弾いています(弾く演技)。
concertina,Kirk Douglas

★「メリー・ポピンズ」(Mary Poppins,1964,アメリカ)では、煙突の掃除人で「一人楽団」もしているバート(Bert)が、アングロ・コンサーティーナを弾きながら踊るシーンもあります。
concertina,Bert,Mary Poppins

★「塔の上のラプンツェル」(Tngled,2010,アメリカ)では、アングロ・コンサーティーナを弾く男が出てきます。
 この作品に限らず、ディズニーの映画作品では、実写でもアニメでも、コンサーティーナがときどき出てきます。たぶんその理由は、蛇腹の動きが絵になることや、素朴でなつかしい感じがする楽器であるコンサーティーナはディズニー作品の世界観とよく一致すること、などでしょう。


★「プロメテウス」(Prometheus,2012 アメリカ)では、物語の中盤、遠い宇宙の別の星に着陸した宇宙船の船内で、ヤネック船長がつれづれの慰みにイングリッシュ・コンサーティーナを弾き、 謎の美女メレディス・ヴィッカーズと以下のような会話をかわすシーンがあります。
イングリッシュ,コンサーティーナ,プロメテウス,english concertina,kato toru Vickers(Charlize Theron):That thing sounds like a dying cat, by the way.
Captain(Idris Elba):I'll have you know that this thing once belonged to Stephen Stills.
Vickers:Am I supposed to know who that is?

★「アナと雪の女王」(Frozen,2013 アメリカ)では、エルサの戴冠式の前にアナが喜んでとびまわるシーンで、ピクニックで女性と寝そべりながらアングロ・コンサーティーナを弾く男の絵が、 一瞬でてきます。
アナと雪の女王,コンサーティーナ,frozen,anglo concertina,kato toru

 上記の他にも、アメリカの映画では、1989年公開の「グローリー」(Glory)では南北戦争の兵士が コンサーティーナを弾く場面が、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」では海賊がコンサーティーナとギターを弾くシーンが、チラリと出てきます。
 コンサーティーナが映ってる洋画は、他にもいろいろあると思いますよ。

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