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コンサーティーナ入門 FAQ

最初の公開2011-10-23 最新の更新2017/8/14

【問】私もコンサーティーナで「人生のメリーゴーランド」や「いつも何度でも」などのジブリの曲を弾きたいのですが、それらのコンサーティーナ用の楽譜はありますか?
【答】ジブリの曲のコンサーティーナ用の楽譜は、市販のものは見たことがありません(2014年5月現在)。
 ジブリの曲に限らず、私は、
(1)比較的簡単な曲は、楽譜を見ずに「耳コピ」で弾く。
(2)やや難しい曲は、ピアノやアコーディオンなど他の楽器用の楽譜を参考にする。
のどちらかで練習しております。

 「いつも何度でも」は楽譜を見ずに、耳コピだけでも何とか弾けるようになりました(^^;;
 「人生のメリーゴーランド」は、ピアノ初心者用のピアノ譜(コード記号つき)を見ながら練習しました。それぞれの小節ごとに、ここは蛇腹を押すか引くか、左手のどのボタンをおさえるか、試行錯誤しながら、その結果のメモを楽譜の余白に手書きで書き込んでゆき、1小節ずつ弾きかたを決めてゆきました。他人に見せるためのメモではないので、備忘用に必要なところだけ、汚い字で書きこみました。
 左手のボタンのおさえかた(和音伴奏の鳴らしかた)については、絵図で書きます。和音コード記号ごとに、横6行×縦3行のマス目を手で描き、コンサーティーナのおさえるボタンの位置を●と〇で該当するマス目の中に書き込みます。最初におさえるボタン(和音の根音)は黒マル(●)、次におさえるボタンは白マル(〇)、必要に応じて〇の中に1、2、3など押す順番の番号を書き込みこともあります。
 コンサーティーナのボタン鍵盤の数は、ピアノの鍵盤より少ないため、ピアノ譜どおり完全に弾く「完コピ」は、最初からあきらめたほうがよいです。ない音は別の高さの音で代用する箇所もあります。逆に、ピアノでは弾けないけれどコンサーティーナでは鳴らせるような音(いったん減衰しかけた音量をまた大きくあげるとか)もあります。他の楽器のための楽譜は、あくまでも目安として使うと良いと思います。
 ちなみに私が持っているジブリの楽譜は、河合楽器製作所・出版部『やさしく弾ける 宮崎アニメ映画コレクション ピアノソロ篇 (増補版)』です。この楽譜がベストかどうかわかりませんが、たまたま書店にあったのがこの本だったので、これにしました。「人生のメリーゴーランド」も収録されています。
 私のメモ書きの例。+は蛇腹を押し縮めて空気に正圧をかける、−は蛇腹を引っ張って伸ばし空気に負圧をかける、という意味。

 楽譜の著作権を考慮し、写真はわざと解像度を低くしてあります。

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