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明治大学 日中課題研究所の新設と
設置記念シンポジウム開催のお知らせ

最初の公開2017/9/22 最新の更新2017/10/8

明治大学の「特定課題研究ユニット」として「日中課題研究所」が2017年10月1日に新設されました。旗揚げのシンポジウムを、同10月7日(土)にお茶の水の明治大学で開催しました。多数のご来場、ありがとうございました。至らぬ点も多々あったと反省しておりますが、個性豊かな登壇者のみなさまだけでなく、質疑応答の時間にフロアの聴衆の皆様からも貴重な体験談が披露されるなど、フロアと壇上の一体感が感じられたシンポジウムになりました。
 シンポジウムのまとめは後日、こちらに掲載する予定です。(加藤徹)

撮影 日本僑報社

【記】
日中国交正常化45周年記念シンポジウム

国交正常化前の秘められた歴史
―李徳全をめぐって―


 日中関係は最悪? いえいえ、まだ最悪ではありません。
 第二次世界大戦の傷が生々しかったあの頃にくらべれば……
 東西冷戦のさなかの1950年代前半。中国大陸にはまだ多数の日本人帰国希望者が残っており、大きな問題となっていました。
 当時、日本が国交をもっていたのは台湾の「中華民国」でした。中国大陸の「中華人民共和国」とは外交関係がありませんでした。
 政府間の交流がない中、民間の細いチャンネルを通じての交渉は、苦しいものでした。
 行きづまった日中関係の壁に風穴をあけたのは、男たちではなく、女性のパワーでした。
 60年以上前、私たちの先人は、どんな知恵と工夫を出し合って、壁を乗り越えたのか?
 戦後秘話と女性の力、今日に生かせる教訓について、さまざまな分野の登壇者が熱く語り合う、市民教養型シンポジウムです。
 ぜひお越しくださいますよう。(加藤徹)

主催 明治大学 日中課題研究所
協力 李徳全研究会、日本僑報社
【日時】2017年10月7日(土)14時00分-16時30分 (開場は13時30分)
【場所】明治大学駿河台キャンパス グローバルフロント1階ホール
   (東京都千代田区神田駿河台2-1  JR「お茶ノ水駅」下車徒歩3分)
   参考地図 明治大学の場所 > キャンパス内の建物の配置
   Google Mapによる地図 https://www.google.co.jp/maps/place/明治大学グローバルフロント/
【式次第】
趣 旨 説 明
加藤 徹 KATO Toru 明治大学教授
挨 拶
土屋 恵一郎 TSUCHIYA Keiichirou 明治大学学長
萩生田 光一 HAGIUDA Koichi 明治大学OB、自民党幹事長代行
岩本 桂一 IWAMOTO Keiichi 外務省中国課長
蒋 欽民 JIANG Qinmin映画監督
羅 悠真 LUO Youzhen 李徳全の孫
こ こ か ら の 司 会
石川 好 ISHIKAWA Yoshimi 作家
基調講演
程 麻 CHENG Ma 中国社会科学院教授
パ ネ ル デ ィ ス カ ッ シ ョ ン
石子 順 ISHIKO Jun 評論家
渡辺 満子 WATANABE Mitsukoプロデューサー
林 振江 HAYASHI Shinko 明治大学 学長特任補佐
加藤 徹 KATO Toru 明治大学 教授
質 疑 応 答
閉 会 の 挨 拶
段 躍中 DUAN Yuezhong 日本僑報社 編集長

【ご予約・お問い合わせ】
 事前に「お名前、ご所属先、ご連絡先」を下記のメールアドレスまでお送りください。電話での受付はしておりません。
 会場の収容人数に限りがあるため、応募多数の場合は抽選になる可能性もあることをお含みおきくださいますよう。
明治大学 日中課題研究所のメールアドレス(9月から使用中)
※「meijichinameiji.ac.jp」の「」を「@」に直して送信してくださいますよう。
(読み方は「めいじチャイナ、アットマーク、めいじ、ドット、エーシー、ドット、ジェーピー」です)

※加藤徹のブログの[こちらの記事]でも同様の情報を紹介しております。
明治大学 日中課題研究所 について Meiji Institute for Japan and China
 日中関係の再考に有益な「物語」と資料を発掘するため、政治・経済・文化(スポーツも含む)などのジャンルを問わず学術的な調査研究を行う研究ユニットです。
 近現代の日中交流史を中心に、私たちに勇気と教訓を与えてくれる「物語」を掘り起こし、学術的な調査研究によって裏打ちし、「ストーリー」と「ヒストリー」の間隙を埋めることを目指します。
 「明治大学 特定研究課題ユニット」の一つとして2017年9月20日設置承認、同10月1日に設置されました。今のメンバーは5人です。当面は、明治大学の林振江(はやし・しんこう 学長特任補佐)と加藤徹(かとう・とおる 法学部教授)が対外的な共同代表として運営にあたります。
 まだできたての小さな研究ユニットですが、いろいろなプロジェクトの案を温めております。今後どうぞよろしくお願い申し上げます。
   2017/10/1 加藤徹

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