[概要]
本論文では,時間遅れを考慮したランダムウォークの数値的解析について述べる.tステップ前のウォーカーの位置に依存して次のステップの遷移確率が決定するような時間遅れが存在する場合でもウォーカーが初期位置の周辺に長時間滞留することを数値的に確認した.さらに,この現象と倒立棒の制御(手のひらの上に長い棒を立てて倒れないように体勢を制御すること)の関係を論じた.
〒214-8571 神奈川県川崎市多摩区東三田1-1-1
明治大学 理工学部電気電子生命学科
1-1-1 Higashimita, Tama-ward, Kawasaki, Kanagawa, 214-8571 Japan
Meiji University
School of Science and Technology
Department of Electronics and Bioinformatics
[概要]
本論文では,時間遅れを考慮したランダムウォークの数値的解析について述べる.tステップ前のウォーカーの位置に依存して次のステップの遷移確率が決定するような時間遅れが存在する場合でもウォーカーが初期位置の周辺に長時間滞留することを数値的に確認した.さらに,この現象と倒立棒の制御(手のひらの上に長い棒を立てて倒れないように体勢を制御すること)の関係を論じた.