WEBページをつくる(3)

 文字のレイアウトのいろいろ

 ■背景色と文字色(編集→背景・文字色の設定)

 ・背景と文字色の組み合わせでページの雰囲気は大きく変わる。背景と文字色の対比(似たような色か対照的な色か)、全体の彩度やコントラストなどを工夫する。

 ・現在ではRGB8ビットずつの True Color が使われるようになったが、WEB上では見る側のさまざまな環境でも正確に再現されることが保障されている Webセーフカラー(6×6×6=216色)を使うことが推奨されている。
 ・背景には画像を張り込むこともできる(壁紙用素材もある)が、やりすぎると見苦しくなる。

 ・リンクは青い字に下線とするのが、コンピュータが基本8色のテキストしか使えなかった時代からのしきたりだが、近年は見かけをきれいにするためにあまり守られなくなった。それでも、どこにリンクが張られているのかがわかるようにはしたほうがいい。

・ボタンなどの画像にもリンクを設定することはできる。

 ■文字の形と大きさ

 ・文字のフォントはワープロと同じようにいろいろ使えるが、WEBの場合はブラウズする側が全員同じフォントを持っていないと表示できないので、あまり細かい指定をしても無意味であることもある。製作側のフォントを強制的に表示させたい場合は、画像データにして張り込む。

 ・文字の大きさの指定は、歴史的な事情でいろいろな方法が混在している。(見出し、相対指定、絶対指定など)

 ・文字の飾りは、基本のHTMLでは、太字、イタリック、下線などごく基本的なものしかない。

 ・それ以上に細かく文字のレイアウトを決める場合には、CSS(スタイルシート)を使うのがよいが、高度な機能ほど互換性が低く(たとえば、Netscapeではうまく表示できないなど)、見る側が文字の大きさを自由に変えられなくなるので、できるだけ基本的な機能だけを使うほうが無難。

 ■文字の配置

 ・HTMLにも、ワープロと同じように、インデントや左/中/右揃えなどの機能がある。それ以上のあまり細かい機能がないのは、ブラウズする側の窓枠の大きさなどで文字の配置が変化するほうがよいからである。

 ・細かく文字の配置を行うには、いろいろな方法があるが、表機能を応用するのが簡単で役に立つ。

 ・たとえば、縦二段組み文書を作りたければ、一行二列の表を作り、その中に文字を打ち込めばよい。

 ・ひとつの画面を分割して複数のページを同時に見せるフレーム機能は便利だが、あまり使いすぎるとレイアウトが混乱する。

 ※作るがわでページの大きさを決める場合は、見る側がどれぐらいの大きさで見ているのかを考慮しなければならない。コンピュータの画面の解像度はひとつの基準になる。昔のパソコンはVGA(640*400)が主だったが、今はSVGA(800*600)か、XGA(1024*768)以上になっているものが多い。










Webセーフカラー
色見本
 (IT用語辞典)