充分な光で写真を撮るために


方策 欠点 対策・逆用
大口径レンズをつける 持ち運びに不便
絞りを開く ピントが浅くなる 背景(または前景)をぼかして被写体を強調する
 (→顔のアップ)

わざと被写体をぼかす
 (→道路標識、森の中の自分)
シャッター速度(露出時間)を伸ばす ブレやすくなる 動きをブレで表現する
 (→踊り、自動車、雑踏)
感度、ゲインを上げる 粒子が粗くなる。ノイズが増える 写真をわざとざらつかせる
(撮影後のレタッチで実現可能)
 (→夜の神社)
ストロボを焚く 正面から光を当てると被写体の凹凸がつぶれる 横から光を当てることで被写体の凹凸を強調する
 (→彫刻)
正面から光を当てると白い反射が起こる 横から光を当てることで反射光をそらす
 (→ポスター)
到達距離に限界がある 逆光を補正するのに利用できる
※被写体の明るさに差がありすぎる場合、どちらに露出をあわせるか?
(近景が暗い場合、ストロボを焚くことで解決できることもあるが)
明るいほうにあわせると、暗いほうは陰になる
 (→月と枯れ木)

暗いほうにあわせると、明るいほうは飛ぶ
 (→室内から窓を見る)

(2549/2006-05-04 更新 蛭川立)