WEBサイトの作成と管理



■WEBサイト編集用アプリケーションのサイト管理機能を使うと、WEBサイトの効率的な管理を行うことができる。このような機能を使わなくてもWEBサイトは作れるが、サイト内のページ数が増え、相互リンクが入り組んで来ると、サイト全体の構造がよくわからなくなってくる。そんなとき、サイト管理機能が役に立ってくれる。

■まず、手元のコンピュータ上にWEBサイト用のフォルダをつくる。複数のコンピュータを渡り歩いて作業をする場合、リムーバブルメディア上にフォルダを作るのが良い。(ただしコンピュータによって割り当てられるドライブのアルファベットは変化することがある。)フォルダの中には当然、一個以上のHTMLファイルが含まれているはずで、ホームページはindexというファイル名にする。

■次に、WEB編集ソフトのサイト管理機能からサイトの新規作成メニューを選び、あらかじめ作ったフォルダをWEBサイトとして登録する。

■それで、登録するとどんな便利なことができるのだろうか?

・サイト内のページの構造が視覚的に把握でき、リンクが切れている場所がチェックできる。この作業をネットに接続した状態で行えば、外部サイトへのリンクのチェックも行えるアプリケーションもある。

・その他、サイト内のページのアクセシビリティ、スペル、HTMLの構文の誤りないし冗長性、半角カナ文字が使われているかなどのチェックも一度にまとめて行える。

・ファイル名を変更すると、そのページに張られているリンク先のファイル名も自動的に変更される。ファイル名の変更だけならこの機能を使わなくてもできるのだが、そのページに張られているリンクがリンク切れになってしまう。

・サイトの転送はFTP機能や別のFTPソフトで問題なくできるが、同期機能を使うと、ローカルコンピュータ上のファイルとリモートサイト上のファイルを比較して、新たに更新されたファイルだけを自動的に転送することもできる。ただしこの場合、まだアップしたくないファイルがアップされてしまったり、日時の比較に誤りがあると、新しく更新したはずのファイルが逆に古いファイルで上書きされてしまうこともあるので注意。