※化石人類は新しい化石が次々と見つかり、いろいろな学名がつけられているが、資料が断片的なため、それがどのように分類されるのかは、はっきりしない。
化石種も含めた霊長類の系統樹をみると、旧世界では、ヒト上科は衰退に向かってきたグループであり、オナガザル上科は繁栄しつつあるグループだということがわかる。このことは、進化に方向性があっても、必ずしも人間のような存在を目的として進化しているのではないという可能性を示唆している。
参考サイト
京都大学霊長類研究所
「サル目」(Wikipedia)
(2548/2005-04-19 更新 蛭川立)