西暦2010年度 仏歴2553年度 人類学A 予定表
日程 テーマ 題材 関連資料 04/13なぜ「コスモロジー」を語るのか? 講義全体の概要 コスモロジーということ 現代科学のコスモロジー(宇宙論):予備知識として 空間的枠組み:宇宙の大きさと階層構造 時間的枠組み:宇宙の起源・進化・終焉 04/20起源と終末の神話 世界の起源神話 (始まりなし、自然発生、造物主による創造など) 楽園追放としての起源神話 04/27神話の宇宙(1) 神話と元型(南米先住民、縄文文化など) ※予習と復習のための教材について
05/04(祝日のため休講) 05/11神話の宇宙(2) 神話の構造(南米先住民、古事記など) 05/18 05/25 06/01非物質的な次元 精霊の化学(中南米先住民の薬草文化) (Pablo Amaringo/蛭川のアクリル画の師匠)
06/08 06/15 06/22(休講) 06/29象徴的世界観 二元論が作る世界(インドネシア・バリ島など) 二元論×五元論=陰陽五行説 07/06 07/13贈与と交換の宇宙 呪物から貨幣へ(西太平洋) 交換としての婚姻(源氏物語などにみるイトコ婚の体系) (→この話題は大変に難解なのでこの授業では扱わないことにしました) 婚姻の代数学(オーストラリア先住民) 07/20暦法・天文学・数学 層状の空間・循環する時間(古代マヤ文化、インドなど) 古代マヤの暦とコスモロジー 数学が記述する宇宙(古代ギリシア~西洋近代) 07/27試験 ■実際の授業はどうしても公式に発表されているシラバスどおりに進むとは限らず、毎週授業を進めていく中で多少の変更があると思います。こちらのページのほうに最新情報をアップデートしていきます。それでも、すでにだいぶ予定が狂っていますが、今年はテーマを新たにしたということでご理解くださいませ。
■関連資料は主に「はてなダイアリー」上でWWW上に一般公開してあり、地球上のどこからでも予習復習ができるようにしてある・・・というのが理念なのですが、じっさいには授業の準備がどうしても直前になってしまって予習のほうがうまくできない状態になっていることにかんしてはご容赦くださいませ。ただし、昨年度までの授業の教材は削除せずに残してありますので、それはある程度参考になると思います。日本語ホームページからリンクが張られています。
(2010/2553-07-19 改訂 蛭川立)