本講では,前期科目「機構と力学」に引続いて,機械を構成する要素(特に,歯車,軸受を中心として)の機構や機能などの基礎事項について,適宜,演習問題を織り込みながら講義する。 機械要素の基礎事項を正しく理解しておくことは,後期科目「機械設計工学」において学習する機械設計を行ううえで重要となる。 到達目標は,製品設計プロセス,歯車機構,軸,軸継手,軸受の基礎事項の習得である。
第1回 | ガイダンス(機械設計の概要) |
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第2回 | 設計プロセス1 |
第3回 | 設計プロセス2 |
第4回 | 設計プロセス3 |
第5回 | 歯車機構の基礎(モジュール,バックラッシ) |
第6回 | 歯車機構(歯車列,遊星歯車装置) |
第7回 | 歯車機構(差動歯車装置1) |
第8回 | 歯車機構(差動歯車装置2) |
第9回 | 中間テスト |
第10回 | 中間テスト解説,軸と軸受(軸の設計技術) |
第11回 | 軸と軸受(軸・軸継手の設計技術) |
第12回 | 軸と軸受(軸受の設計技術1) |
第13回 | 軸と軸受(軸受の設計技術2) |
第14回 | まとめ |
第15回 | 期末試験 |
期末テストを60%,中間テストを20%,提出課題(演習の成果)を20%評価に用いる。合計して60%以上の得点を合格とする。
製品開発は,そのスピードとコストだけでなく,近年では環境調和性が経営戦略上重要となっている。 本特論では,新しい製品の設計方法, 新しい組織や仕組みを創り出す高度専門技術者の役割としてのデザイン能力 (エンジニアリングデザインとマネジメント)に焦点を当てて, 技術者としてのマネジメント力の素養を身につけることを達成目標とする。 グループワークによるディスカッションと,その成果を発表するプレゼンテーションの機会を設ける。
以下の授業テーマについて概説し,適宜,グループワークを通して理解を深めていく。
第1回 | ガイダンス(機械設計の概要) |
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第2回 | エンジニアリングデザインのプロセスと技術者の役割 1 |
第3回 | エンジニアリングデザインのプロセスと技術者の役割 2 |
第4回 | エンジニアリングデザインのプロセスと技術者の役割 3 |
第5回 | 市場ニーズからの製品開発のための管理技術(QFD)1 |
第6回 | 市場ニーズからの製品開発のための管理技術(QFD)2 |
第7回 | 市場ニーズからの製品開発のための管理技術(QFD)3 |
第8回 | ブレーンストーミングの基礎 1 |
第9回 | ブレーンストーミングの基礎 2 |
第10回 | ブレーンストーミングの基礎 3 |
第11回 | 中間プレゼンテーションおよび相互評価 |
第12回 | ブレーンストーミングの応用 1 |
第13回 | ブレーンストーミングの応用 2 |
第14回 | ブレーンストーミングの応用 3 |
第15回 | 最終プレゼンテーションおよび相互評価 |
履修するにあたり,受け身にならず,授業に積極的に参加することが求められる。
プレゼンテーション(40%),授業への参加の様子(30%),期末レポート(30%)の割合で評価し,その総計が60%を合格とする。