近年、ロボットは飛躍的な進歩を遂げ様々な分野において人間を助ける存在となりました。アーム班では数あるロボットの中でも「アームロボット」に注目して研究・製作を行っております。アームロボットとは一般に人の腕を模して造られたロボットであり、単純作業を行う産業用が有名です。産業界にとってロボットの導入は単に生産性の向上だけでなく、人間では適応できない環境での生産活動を可能にしました。また、人型ロボットの誕生により歩行だけでなく細かな作業を行うアームも発展の一途にあります。

アーム班ではフィードバック制御によるアームロボットの研究・製作を目指して会議・活動をしており、完成した製作物は大学文化祭や区民祭等で展示をしております。 アームロボットの研究・製作を通じて、製作技術や制御能力の取得だけでなく班内の交流を深めることにも重点を置き、また、他班との合同製作を将来的な目標としています。

アーム班では大学文化祭や区民祭等で作品の展示活動をしております。

基本的な研究テーマは「人間が腕を目標の物に向けて動かす動作をデジタルの世界で行うにはいかなる手段が必要なのか」というものです。人は目標を目で捕らえつつ絶えず対象物との距離を基に腕の位置を補正し続けます。その仕組みは、目から情報を取り込み、脳がそのデータを解析し、目標値との差異を算出、そのデータから筋肉へ稼動パルスを送り続けるという作業の繰り返しですが、その動作をロボットで行うにはどうすればよいのかを研究しています。
また、近年における研究目標は以下です。

  1. 多軸アームロボットの設計・製作
  2. 一軸アームロボットの研究
  3. アームロボットによるボールの投擲の研究
  4. ハンド(指)機能を含む多軸アームロボットの設計・製作