7.発泡ポリマーの構造と物性

ポリメタクリル酸メチル(PMMA)は、その発泡特性により、軽量・高強度・高断熱性の材料として、建材や梱包材等、様々な用途で利用されています。近年になって、脱フロンを鑑み、素材完成後に、高圧ガス等を用いて微小気泡を発生させる新しい発泡技術が開発されました。本研究室では、ラマン分光法により、高圧ガスによる加圧・減圧過程におけるポリマー鎖の局所構造の変化を研究しています[1]。

[1] T. Ikeda-Fukazawa, D. Kita, K. Nagashima, J. Polym. Sci. B 46 (2008) 831.
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