名前 : 酒井 芳司(さかい よしじ)
経歴 : 明大付属明治高校から明治大学文学部・同文学研究科を経て、同大文学部助手に至った文字通りの生え抜き。
かつては、ゼミ内屈指の和菓子・アップルパイ通として、ルウム戦役においてその名を馳せた事もあるが、
現在は生まれ育った関東地方を離れ、新天地福岡で九州歴史資料館に勤務中(主任技師・学芸員)。
生い立ちや身分などに関して七つの謎がある事になっており、その解明は今後の課題とされる。
御本人のコメント : 「日本古代における官僚制の研究をつうじて、古代国家の権力構造の解明を目指している。」
主な研究業績 :
「八・九世紀の太政官奏−論奏・奏事・便奏の機能について−」(文学研究論集<明大・院> 5、一九九六年九月)
「太政大臣の職権について−太政官政務統括の実態から−」(古代文化 51−1、一九九九年一月)
「律令太政官合議制の機能と展開」(紀要<明大・人文科学研> 49、二〇〇一年三月)
「大分八幡宮と養源寺の歴史」(九州歴史資料館編『<九州の寺社シリーズ 18>筑前大分 大分宮と養源寺』二〇〇二年三月)
「<第VI章
出土遺物
文字資料>木簡」(九州歴史資料館編『大宰府政庁跡』二〇〇二年三月)…松川博一氏執筆・酒井調査協力
「谷川寺の歴史」(九州歴史資料館編『<九州の寺社シリーズ 19>筑後八女 谷川寺』二〇〇四年三月)
「大宰府史跡蔵司西地区出土木簡の再検討」(研究論集<九州歴史資料館>30、二〇〇五年三月)
「律令制太政大臣の成立」(吉村武彦編『律令制国家と古代社会』塙書房、二〇〇五年五月)
「[特論]大宰府」(上原真人・白石太一郎・吉川真司・吉村武彦編『列島の古代史3
ひと・こと・もの』岩波書店、二〇〇五年一一月)
「清水寺の歴史」(九州歴史資料館編『<九州の寺社シリーズ 20>筑前若宮 清水寺−西山東麓の神仏の姿−』二〇〇六年三月)
「《資料紹介》塚崎東畑遺跡出土丹塗磨研土器の墨書状痕跡について」(研究論集<九州歴史資料館>31、二〇〇六年三月)
「日本と韓国の古代木簡」(日韓交流史理解促進事業実行委員会編『日韓交流史理解促進事業調査研究報告書』二〇〇六年三月)
「福岡・大宰府跡」「福岡・観世音寺」(木簡研究 28、二〇〇六年一一月)
「木簡・墨書土器からみたマツリ」(西日本文化 425、二〇〇七年二月)
「V(8)1)木簡
2)漆紙文書 3) 墨書土器・陶磁器類
4)刻書土器・陶磁器類」(九州歴史資料館編『観世音寺−遺物編2−』二〇〇七年三月)…3)・4)のみ岡寺良氏執筆・酒井釈読
「観世音寺出土文字資料について」(九州歴史資料館編『観世音寺−考察編−』二〇〇七年三月)
「大宰府史跡出土木簡」(木簡研究 29、二〇〇七年一一月)