●東急東横線の英語アナウンス

  東急東横線に乗っていると、車輌によって、英語アナウンスが流れるこ
  とがある。

  この英語アナウンスの中で、駅名を言うのだが、その発音が日本語その
  ままなのが、特徴的であり、また好もしくも思えるのである。すなわち、例
  えば、
   The next stop is Shibuya.
  というときのShibuyaが、「シブヤ(○●●)」という日本語3拍の発音になっ
  ているのである(○は低いアクセント、●は高いアクセントを表わす)。つま
  り、「シブゥーヤァ」みたいな「訛った」発音ではないのである。さすが、お江
  戸とハマを結ぶ電車、きっぷがいいのである(少々、贔屓のひきたおしか)。
  
  日本に滞在していたり、旅行しに来たりしている外国人が、日本語の地名
  を耳にする場合は、「シブヤ」「ヨコハマ」という発音が普通であって、「シブ
  ゥーヤァ」とか「ヨコハーマァ」などとはなっていないはずである(外国人同
  士が話す場合は別であろうが)。とすれば、彼らの耳に聞こえる(はずの)
  ままに日本語地名もアナウンスすればいいのである。

  誰が発案して、どのように決まったものなのかは全く知らないのだが、立
  派な判断だと思うのである。是非とも、このまま続けてもらいたい。
                                      (2003.07.18)