研究室紹介

無機材料化学研究室へようこそ!

私達は主に光触媒や電池、蛍光体を研究しています。これらの研究を通して未来のエネルギー問題の解決に貢献したいと考えています。私たちと一緒に研究したい人、大学生活を楽しみたい人、少しでも興味をもってくれた人は気軽に研究室を訪ねてみてください。いつでも大歓迎です !!

研究の背景

私たちは毎日たくさんの物とエネルギーを消費して生活しています。物をつくるにはエネルギーや原料が欠かせませんが、これらのほとんどは化石燃料を用いてつくられています。つまり、私たちは化石燃料に支えられて生活しているといえます。しかし、化石燃料を利用し続けると地球環境に悪影響を与える上、いずれは化石燃料がなくなり、今のような生活ができなくなる可能性があります。そのため、私たちは化石燃料の使用量を減らしていく必要があります。

研究の目的

化石燃料の使用量を減らすためには、主に二つのアプローチがあります。化石燃料に代わるエネルギーを「つくる」ことと、エネルギーの使用量を「減らす」ことです。そこで本研究室では、 エネルギーを「つくる」方法として、太陽光を用いて直接水素を製造する材料 (光触媒) を合成しています。また、 エネルギーの使用量を「減らす」方法として、現在使用されているものよりも高機能で省エネルギーな材料を開発することや、エネルギー使用量がより少ないプロセスで材料を合成することに取り組んでいます。

主な研究テーマ

  • 水熱法を用いた光触媒電極の作製
  • アンモノサーマル処理による窒化物光触媒の改良
  • 白色 LED 用蛍光体の開発
  • リチウムイオン電池の新規負極材料の開発
  • 今後の展望

  • 効率のよい水素生成光触媒の合成
  • 高効率な次世代照明用蛍光体の開発
  • 高機能リチウムイオン電池の開発
  • 渡邉先生より

    経験はすべて貴重なものです。しかし、今しか絶対できないこと、今やるべきこと、後でもがんばればできること、それぞれを自分なりによく見極めて!

    貴重な大学生活最後の期間です。研究以外の自分の時間も大切に。オンオフの切り替えをしっかりして、メリハリのある生活を心がけましょう。

    研究室の生活

    研究室内は先輩後輩の壁もなく、終始和やかでとても明るいです。決められた時間に研究活動を行う必要はなく、各々が自発的に行っています。ゼミは週に 1 回で、研究の報告会を行っており、半期に 1 人 1 回、購読した論文についてのプレゼンテーションを行っています。毎週先生と個別に研究についてのディスカッションをする機会を設け、研究に対する理解を深めています。時には、研究室のメンバーでスポーツをして楽しんでいます。

    年間スケジュール

    3月 卒業式・予備実験
    5月 論文講読・実験開始
    7月 納会
    8月 中間発表会
    9月 ソフトボール大会
    10月 ゼミ旅行
    11月 ポスター発表
    12月 忘年会
    1月 新年会
    2月 研究発表会