デジタルコンテンツ流通の問題
☆インターネット上では、音をデジタルデータ化して送信する試みが早くから行われてきた。当初は音質も劣悪で、数十秒の短い音しか送ることができなかった。しかし、データを取得しながら同時に再生する”ストリーム”と呼ばれる技術や人間に聞こえない音域をカットしたり、データを圧縮するなどの技術が進み、音質は画期的に向上した。現在ではレコード会社のホームページのほとんどで音楽ソフトを試聴できるようになっている。さらに最近は、MP3というCDに近い高音質で再生できるデータ形式が登場、大いに注目を集めている。
☆しかし高音質化は、半面で海賊版の登場を加速させた。MP3の場合、素人でも簡単にファイルが作成できるため、現在ネット上にはCDなどから違法にMP3化したデータが多数アップされている。