日銀・東証FW

東京証券取引所FW

5月30日。気持ちの良い晴れた日、東証へのFWを行いました。日本の証券市場の歴史や東証についてのビデオ上映と、館内の見学をしました。かつての株券売買立会場の様子などを見ることもでき、テレビでよく見るマーケットセンターを間近で見ることができました。

Q.東証の役割は?

→最大の役割は、投資家がいつでも安心して取引できる流通市場を開くことです。そのためには流通市場が十分に機能していなくてはなりません。一定のルールに従って多くの需給を一箇所に集中させる必要があります。

Q.東証の仕事は?

→取引の規則作りや、監視を行うなど市場関連業務だけではありません。上場会社をサポートする上場関連業務、決済業務、証券会社の営業・財務状況調査、市場情報の開示や調査などさまざまな業務を行っています。

 

 

日銀FW

6月11日。神田駅から迷いながらも無事日銀にたどり着きました。旧館の地価金庫など、行内の見学の後「日本銀行と金融政策」というテーマの講義を受けました。

Q.日本銀行の目的は?

→1、金融政策によって『物価の安定』を図ることを通じて、経済の発展に貢献するため

 2、銀行券の発行

 3、金融システムの安定により、信用秩序の維持を図るため

Q.金融背策はどのように決定されるのか?

→金融政策決定会合という会合で決定される。月に1〜2回開かれる。政策委員9人の多数決制。政府代表者も出席する。

Q.金融政策は日銀だけで判断できるのか?

→金融政策には、中立的な立場が必要(金融政策の独立性)。その代わり、国民に対する「説明責任」を負う。定例記者会見や議事録の公表など、積極的な情報開示を実施している。

Q.サブプライム問題から得られる暫定的な教訓は?

→1、証券化を中心とした金融市場の発展は、リスク分散を通じ、世界経済の発展に寄与。

 2、問題は、金融技術革新のスピードに、リスク評価や管理技術が追いつけなかったこと。

 3、金融商品のより的確なリスク評価(価格付け)、市場が疑心暗鬼に陥らないような、金融機関等市場参加者の積極的な情報開示が必要。

 4、日本銀行は、上記の観点を踏まえ、国際金融市場の監視と、本邦金融機関のリスク管理高度化を支援する。