2016.01.19
国際武器移転史研究所は、総合的な歴史研究を通じて、軍縮と軍備管理を阻む近現代世界の構造を明らかにすることを目指しています。研究所の第2回シンポジウムでは、航空技術の軍民区分の曖昧さに着目することにより、欧米の民間航空機産業が巨大な兵器産業へと成長を遂げた歴史を明らかにするとともに、現代の日本の航空機産業と武器移転について考えます。皆さまのご参加をお待ちしております。(PDFのチラシは、こちらをご覧下さい)
2016年1月19日(火)18:00~20:30(17:45開場)
明治大学駿河台キャンパス グローバルフロント1階 グローバルホール
101-8301 東京都千代田区神田駿河台1-1
司会 | 横井勝彦(明治大学商学部教授・国際武器移転史研究所長) |
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第1報告 |
永岑三千輝(横浜市立大学 名誉教授) 「ヴェルサイユ体制下ドイツ航空機産業の世界的転回-ナチ秘密再軍備の前提を考える―」 |
第2報告 |
高田馨里(大妻女子大学比較文化学部 准教授) 「軍事航空と民間航空-戦間期における軍縮破綻と航空問題―」 |
第3報告 |
佐藤丙午(拓殖大学国際学部・海外事情研究所 教授) 「現代日本の航空機産業と武器移転-無人航空機(ドローン)の軍民転用の実際―」 |
コメント | 小野塚知二(東京大学大学院経済学研究科 教授) |
質疑応答 |
明治大学国際武器移転史研究所
政治経済学・経済史学会 兵器産業・武器移転史フォーラム
無料
100人
事前登録制です。登録期限の2016年1月18日(月曜日)までに、以下の登録フォームからお申し込み下さい。
なお、この期限にかかわらず、登録者が定員に達した場合は登録を締め切らせていただきます。いただいた個人情報は、明治大学国際武器移転史研究所からのご案内以外の目的には使用いたしません。
明治大学国際武器移転史研究所の事務局まで、メールでお問合せください。
E-mail: rihgat@@@meiji.ac.jp
(お手数をおかけいたしますが、@を1つにして送信してください。)
永岑三千輝 | 横浜市立大学名誉教授。専門はドイツ現代史、西洋社会経済史。主な著書に『ドイツ第三帝国のソ連占領政策と民衆1941-1942』(同文舘、1994年)、『独ソ戦とホロコースト』(日本経済評論社、2001年)、『ホロコーストの力学-独ソ戦・世界大戦・総力戦の弁証法-』(青木書店、2003年)、主な翻訳にハルトムート・ケルブレ著、永岑監訳『ヨ―ロッパ社会史―1945年から現在まで―』(日本経済評論社、2010年)、同『冷戦と福祉国家』(日本経済評論社、2014年)など。 |
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高田馨里 | 大妻女子大学比較文化学部准教授。兵器産業・武器移転史フォーラム事務局担当。専門はアメリカ史。主な著書に、『オープンスカイ・ディプロマシー-アメリカ軍事民間航空外交 1938~1946年-』(有志舎、2011年)、共著『軍拡と武器移転の世界史-兵器はなぜ容易に広まったのか-』(日本経済評論社、2013年)4章・9章。近刊としてイアン・ヴィッカートン著、高田訳『勝者なき戦争-世界戦争の200年-』(大月書店、2015年)など。 |
佐藤丙午 | 拓殖大学国際学部・海外事情研究所教授。日本安全保障貿易学会会長。専門は国際関係論、安全保障論、アメリカ政治外交。主な業績として、「核セキュリティの諸問題」豊田正和・森本敏・日本エネルギー経済研究所『エネルギーと新国際秩序』(エネルギーフォーラム、2014年)、「中間選挙後の米国の外交・安全保障政策」『立教アメリカン・スタディーズ』第37号(2015年)、「技術開発と安全保障貿易管理」『国際政治』第179号(2015年)など。 |
小野塚知二 | 東京大学大学院経済学研究科教授。政治経済学・経済史学会 兵器産業・武器移転史フォーラム代表。専門は西洋社会経済史、労務管理・労使関係史、食文化史、音楽社会史、武器移転史。主な著書に『第一次世界大戦開戦原因の再検討-国際分業と民衆心理-』(編著、岩波書店、2014年)、『労務管理の生成と終焉』(共編著、日本経済評論社、2014年)、『自由と公共性-介入的自由主義とその思想的起点-』(編著、日本経済評論社、2009年)など。 |