2.コーラン
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イスラームにとってコーランとは何ですか? | |
コーランはイスラームの根本聖典で、ムスリムの生活を、心的・物的両面において規定します。他にモーセ五書、詩篇、福音書も聖典として扱われますが、最後にもたらされ、神の言葉そのものであるとされるコーランが、最重要視されています。 |
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『コーラン』という言葉の意味は何ですか? | |
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コーランはどのようにしてできたのですか? | |
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誰が、いつそれを成文化したのですか? | |
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何語で書かれているのですか? | |
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コーランの量はどのくらいですか? | |
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どのようなことが書いてあるのですか? | |
コーランの内容は、メッカ期とメディナ期に分けられると考えられています。メッカ期(つまりヒジュラ以前)は、警告的で文が短く、メディナ期は、共同体(ウンマ)を指導するための啓示で長い章になっています。結婚や離婚、相続に関する規定、飲食を含む生活規範、犯罪に対する処罰規定など、生活上のきまりが事細かに記されています。とはいえ、現世は永続しない、現世的価値は虚しい、来世の永遠の生こそが重要だ、とも述べられており、来世志向性も明らかです。 |
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