設問にたいする回答と分析
設問1 あなたは日本国憲法を読んだことがありますか?
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| 回答 |
設問3での回答 |
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| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
| 1 全文を読んだことがある |
35 |
16 | 12 | 6 | 1 | 0 |
| 2 大体、通して読んだことがある |
26 |
11 | 8 | 7 | 0 | 0 |
| 3 前文や代表的な条文だけなら読んだことがある |
60 |
19 | 23 | 15 | 0 | 3 |
| 4 ほとんど目を通したことがない |
10 |
3 | 2 | 5 | 0 | 1 |
| 5 全くない |
1 |
0 | 0 | 1 | 0 | 0 |
設問2 あなたは学校教育(小中高等学校)で受けた憲法についての学習を覚えていますか?
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回答 |
| 1 非常に強く印象に残っている |
10 |
| 2 印象に残っている |
37 |
| 3 どちらともいえない |
29 |
| 4 殆ど印象に残っていない |
47 |
| 5 全く印象に残っていない |
0 |
1の「強く印象に残っている」と、2の「印象に残っている」を合わせるとちょうど4の「殆ど印象に残っていない」という人と同数になる。
さすがに5はゼロ。
設問3 あなたは、あなたが学校教育(小中高等学校)で受けた憲法について学ぶ機会をどうお考えですか?
憲法制定時、既に学校教育を終わられていた方は、今現在の学校教育で、憲法について学習する機会をどうすべきとお考えですか?
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| 回答 |
設問6での回答 |
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| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
| 1 全く、不充分である |
49 |
19 | 10 | 9 | 4 | 7 |
| 2 もう少し増やすべきである |
45 |
13 | 7 | 11 | 5 | 9 |
| 3 現状のままでよい |
34 |
14 | 8 | 8 | 3 | 1 |
| 4 もう少し、減らすべきである |
4 |
1 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 5 必要はない |
5 |
3 | 1 | 1 | 1 | 1 |
学校における憲法教育については大多数が不満をもっているようである。
しかし、憲法教育の不足に対する不満=護憲というわけではない。この設問で1、2を選んだ94名のうち59名が設問6において憲法の改正を指向している。
設問4 あなたは、今年になってから憲法について書かれた文章を読んだり、報道番組等をご覧になったことがどの位ありますか?
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回答 |
| 1 常にある |
6 |
| 2 頻繁にある |
35 |
| 3 何回かある |
67 |
| 4 一度はある |
15 |
| 5 全くない |
9 |
わざわざ憲法についてのHPに来訪するくらいだから、基本的にインフォーマットの憲法に対する関心は高いのは当然。
ひるがえって憲法50年に関する報道を見てみると、一昨年の戦後50年の「終戦報道」と比較しても、随分と少なかったように思われる。
そもそも戦後50年の「終戦報道」からして、オウムにすっかり話題を奪われた観があった。
設問5 あなたは、憲法改正の是非をめぐり議論をすることが必要だと思いますか?
|
回答 |
| 1 大いに議論すべきである |
79 |
| 2 もう少し議論をすべきである |
28 |
| 3 どちらともいえない |
15 |
| 4 余り必要はない |
6 |
| 5 全く必要はない |
4 |
とにかく、議論すべきであるという論憲派が多い。前にも述べたように、ネットワークメディアでは、ユーザは自分の意思で
情報を選択できるので、憲法について関心の高い人が多くなるのは当然。
ちなみに、論憲は自民党の当面の憲法政策。最終的には改憲をめざすが、ともかくは国民的な議論をということらしい。
設問6 あなたは、今後、日本をより良くするためには、憲法を改正する必要があると考えますか?
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| 回答 |
設問5での回答 |
|
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
| 1 改正をすべきだ |
48 |
42 | 2 | 3 | 0 | 1 |
| 2 改正をした方がいい |
26 |
12 | 11 | 2 | 1 | 0 |
| 3 どちらともいえない |
29 |
12 | 9 | 5 | 1 | 2 |
| 4 改正しない方がいい |
12 |
5 | 2 | 3 | 2 | 0 |
| 5 改正には反対だ |
17 |
8 | 4 | 2 | 2 | 1 |
論憲派の改憲・護憲の指向を見てみた。論憲派=改憲派のようである。
設問5で議論の余地を認めない方向を示した10名については3名が
改正について「どちらともいえない」と答えているに過ぎない。他の7
名は、要するに「議論の余地などなく」改憲もしくは護憲ということに
なる。
論憲なき護憲は、憲法の形骸化を招き、論憲なき改憲とは反動をまね
くのではないだろうか。
設問7 自衛隊の存在を違憲とする考えと、合憲とする考えがありますが、あなたはどう考えますか?
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| 回答 |
設問6での回答 |
|
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
| 1 違憲である |
64 |
26 | 11 | 9 | 7 | 11 |
| 2 違憲なのではないかと思う |
25 |
4 | 5 | 11 | 0 | 5 |
| 3 どちらともいえない |
14 |
8 | 0 | 5 | 1 | 0 |
| 4 合憲なのではないかと思う |
14 |
2 | 6 | 2 | 3 | 1 |
| 5 合憲である |
15 |
8 | 4 | 2 | 1 | 0 |
半数近くが自衛隊を違憲と断定した。しかし、違憲とした64名のうち、
なお18名が憲法改正には否定、もしくは否定的な態度を取っている点が
注目される。
反対に合憲であると回答した15名のうち8名は憲法を改正すべきだと
している。
この点は今後の調査の課題となろう。
設問8 あなたは現行憲法の戦争の放棄を評価しますか?
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| 回答 |
設問6での回答 |
設問9での回答 |
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| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
| 1 高く評価する |
71 |
19 | 10 | 17 | 9 | 16 |
17 | 13 | 18 | 14 | 9 |
| 2 評価する |
31 |
11 | 8 | 10 | 2 | 0 |
0 | 3 | 7 | 10 | 11 |
| 3 どちらともいえない |
11 |
5 | 4 | 1 | 1 | 0 |
0 | 0 | 5 | 2 | 4 |
| 4 余り評価しない |
10 |
6 | 2 | 1 | 0 | 1 |
0 | 0 | 1 | 3 | 6 |
| 5 全く評価しない |
9 |
7 | 2 | 0 | 0 | 0 |
0 | 0 | 0 | 1 | 8 |
戦争放棄の理念に対する評価は、もはや、一般的といってもよいだろう。
評価する、高く評価するの双方を合わせると132名中102名がこれを
評価していることになる。
しかし、設問6の憲法改正との比較で見ると、同じくこの102名中、
30名が改正すべきとし、18名が改正した方がよい、27名がどちらと
も言えないとなっている。改正を志向するものが護憲を上回るものの、態
度を決めかねている層はかなり多いと言える。この態度決定を保留してる
層が多いという傾向は、自衛権の放棄を問うた設問9との関係でも言える。
また、戦争放棄の評価=自衛権の放棄の評価ではないという重要な傾向
をこの調査結果は示している。先の戦争放棄を評価した102名中、自衛
権の放棄を評価したものは33名であり、態度保留25名、評価しないも
のは34名であった。
設問9 あなたは自衛権の放棄をどう評価しますか?
|
| 回答 |
設問6での回答 |
設問7での回答 |
|
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
| 1 高く評価する |
17 |
6 | 0 | 3 | 3 | 5 |
14 | 2 | 0 | 1 | 0 |
| 2 評価する |
16 |
1 | 1 | 6 | 3 | 5 |
8 | 7 | 0 | 0 | 1 |
| 3 どちらともいえない |
31 |
5 | 7 | 13 | 2 | 4 |
11 | 10 | 4 | 3 | 3 |
| 4 余り評価しない |
30 |
9 | 12 | 5 | 1 | 3 |
11 | 2 | 5 | 7 | 5 |
| 5 全く評価しない |
38 |
27 | 6 | 2 | 3 | 0 |
20 | 4 | 5 | 3 | 6 |
自衛権の放棄は評価しないとするほうが多数を形成している。ただし、
ここでも、どちらともいえないが33名であり、争点の激しい問題につ
いては態度保留が増えるということなのであろう。
自衛権の放棄を評価した33名のうち31名が自衛隊を違憲もしくは
違憲なのではないかとしており(設問7)、高い相関性を示している。
これに対し自衛権放棄を否定的にとらえている68名について設問7と
の相関を見ると、自衛権放棄を肯定する人々ほど、意見がまとまっては
いないことが分かる。すなわち、68名のうち21名が自衛隊を合憲も
しくは合憲ではないかとし、37名がこれを違憲、もしくは違憲なので
はないかと考えている。
この自衛権の放棄に否定的な68名を憲法改正の是非を問うた設問6
と対比すると、今度は54名が改正を志向している。
つまり自衛権の放棄の評価=自衛隊の違憲、自衛権の放棄の否定=憲
法改正という傾向を確認することができる。
設問10 あなたは、紛争地における国際貢献に日本はどう関わるべきだとお考えですが?
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| 回答 |
設問6での回答 |
設問8での回答 |
|
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
1 武力行使を伴う軍事活動に 参加すべきである |
19 |
16 | 2 | 0 | 0 | 1 |
3 | 5 | 3 | 2 | 6 |
2 武力行使を伴う軍事活動に 参加した方がいい |
19 |
10 | 7 | 2 | 0 | 0 |
6 | 6 | 2 | 3 | 2 |
| 3 わからない |
8 |
2 | 2 | 3 | 1 | 0 |
4 | 1 | 2 | 1 | 0 |
4 武力行使を伴わない活動に 限定した方がいい |
33 |
6 | 8 | 13 | 5 | 1 |
15 | 14 | 2 | 2 | 0 |
5 武力行使を伴わない活動に 限定すべきである |
44 |
10 | 5 | 10 | 5 | 14 |
37 | 4 | 1 | 2 | 0 |
| 6 紛争地への関与は避けた方がいい |
3 |
2 | 1 | 0 | 0 | 0 |
2 | 1 | 0 | 0 | 0 |
| 7 紛争地への関与には反対である |
5 |
2 | 1 | 1 | 1 | 1 |
4 | 0 | 1 | 0 | 1 |
回答の6と7は紛争地への国際貢献そのものの是非を問うために設定した。
結果からも分かるように、大多数の人が紛争地への国際貢献を肯定している。
しかし、これを武力行使を伴うものと、伴わないものに分けると、武力行使
を伴わない活動を選択するものは、武力行使を肯定するものの約2倍となる。
武力行使の肯定を肯定する38名中、35名が改憲的であるのに対し、武
力行使に否定的な77名は、憲法改正については、改憲的が29名、態度保
留23名、護憲的なものが26名と憲法改正についてはまとまりがない。し
かし、この77名を戦争放棄の評価での回答で見てみると、70名がこれを
評価する立場にある。
11) あなたは、それが何であれ「日本国の象徴」や「国民統合の象徴」の存在を憲法で規定しておくことが必要と考えますか?
|
| 回答 |
支持政党 |
|
| 自民 | 新進 | 社民 | 新社 | 民主 |
共産 | 太陽 | 魁 | 他 | 無党派 |
| 1 絶対に必要 |
9 |
0 | 1 | 0 | 1 | 0 |
1 | 0 | 0 | 0 | 4 |
| 2 あった方がいい |
36 |
5 | 2 | 0 | 0 | 9 |
0 | 0 | 0 | 0 | 16 |
| 3 どちらともいえない |
31 |
3 | 0 | 0 | 0 | 6 |
1 | 0 | 0 | 1 | 20 |
| 4 ない方がいい |
18 |
2 | 1 | 0 | 0 | 2 |
3 | 0 | 0 | 1 | 9 |
| 5 必要ない |
38 |
0 | 0 | 0 | 3 | 7 |
9 | 0 | 1 | 2 | 13 |
意外だったのは絶対に必要が9名と少なかった点である。象徴天皇制に
否定的な見解(56名)が、肯定的な見解(45名)を上回っており、一
般の世論調査とは著しい相違を示している。一般に、いつの時代でも象徴
天皇制の支持は若い世代ほど低いものであるが、それにしてもこの数値は
以上に低い。ネットワークは皇室嫌いが多いのだろうか?。
12) あなたは日本国憲法の成立過程がどのようなものであったかをご存知ですか?
|
回答 |
| 1 非常に詳しく知っている |
9 |
| 2 よく知っている |
63 |
| 3 どちらとも言えない |
37 |
| 4 余りよく知らない |
20 |
| 5 全く知らない |
3 |
13) 日本国憲法は半世紀前占領軍により「あたえられた憲法」と言われています。あなたはこの点について、関心がありますか?
|
| 回答 |
設問12での回答 |
|
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
| 1 重要な問題であると思う |
36 |
1 | 25 | 4 | 5 | 1 |
| 2 関心がある |
57 |
3 | 24 | 21 | 8 | 1 |
| 3 どちらともいえない |
10 |
0 | 5 | 3 | 1 | 1 |
| 4 余り関心はない |
16 |
1 | 4 | 7 | 4 | 0 |
| 5 昔のことなのでどうでもよい |
12 |
4 | 5 | 2 | 2 | 0 |
当然のことであるが、成立過程を良く知っている者ほど、「あたえられた憲法」という問題に強い関心を示している。
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