1.主権 国民主権と主権在民 訳語の問題性 「国民」「門地」 象徴天皇制と主権、国民たるものの要件 第一〇条 日本国民たる要件は法律でこれを定める people,a Japanese national 第一四条 門地 national origin 2.基本的人権の尊重 空々しい理想と最高規範としての存在価値 権利概念の多様化 3.平和主義 唯一の被爆国の姿 原爆加害国となった日本 被爆の政治的利用 「いかなる国も」と国連決議における日本の行動 一国平和主義の対外的、そして対内的な意味 アジアの視点の欠如 朝鮮人被爆者の碑 参考文献 河辺一郎『国連と日本人』岩波新書317、一九九四 新崎盛暉・新川明「対談 沖縄にとって<復帰>とは」、『世界』一九八五年六月号 新崎盛暉「沖縄にとって戦後とは何か」、『戦後日本D 占領と戦後改革』岩波書店 渡辺治、他『憲法の未来をどうする!?』日本評論社、一九九四 笹本征男『米軍占領下の原爆調査 原爆加害国になった日本』新幹社、一九九五 堀場清子『原爆 表現と検閲』朝日選書534、一九九五 『禁じられた原爆体験』岩波書店、一九九五 大江健三郎『ヒロシマ・ノート』岩波新書 青版F27 一九六五 堀切和雅『結論を急がない人のための日本国憲法』築地書館、一九九四 伊藤公男『コメンタール戦後五〇年G 憲法と世論』社会評論社、一九九六