アメリカ合衆国の「1997年電話スレミング禁止及びインターネット接続法案」

(仮訳)

翻訳:夏井高人


これは,アメリカ合衆国の通信法一部改正法である「電話スレミング禁止及びインターネット接続法」[H.R.2112]を大急ぎで仮訳したものです。誤訳もあるかもしれません。この点,ご注意ください。
この仮訳は,
19977月8日下院提出当初の法案の仮訳です。

なお,この法案のオリジナル・テキストは,

http://thomas.loc.gov/home/c105query.html

でキーワード検索(キーワード:internet slamming)することにより入手することができます。


105議会第1セッション

H.R.2112

 

電話サービス・スレミングに対する罰金刑を引き上げ,そのようなサービスの提供者に対してスレミング事件の報告を要求するために1934年通信法を改正し,その他の目的のための法案

 

SECTION 1. SHORT TITLE. 略 称

この法律は,「電話スレミング禁止及びインターネット接続法(Telephone Slamming Prevention and Internet Connection Act」として引用することができる。.

SEC. 2. INCREASED FORFEITURE PENALTY AND SUPPORT FOR UNIVERSAL SERVICE.

1937年電子通信法(the Telecommunications Act of 193747 U.S.C))の503条(b)項(2)号(B)は, 次のとおり改正される。

(1) 「(B) もし」を削除し,(B)(i) (ii)に規定する場合を除き,もし」を挿入する。そして,

(2) 末尾に,次の新しい条項を追加する。

「(ii)

(I) 本法の規定の適用のあるコモン・キャリアであって,故意に,または,繰り返して,258条または同条(a)項に規定する検査手続に応じない者は,その場合に限り,

(aa) 100,000ドルを200,000と,及び

(bb) 1,000,000ドルを2,000,000ドルと.

と読み替えて,本サブパラグラフの(i)を適用しなければならない。

(II) 504条(a)項にかかわらず,(I)によって課すことができる罰金は,委員会規則パート54(47 CFR part 54)のF及びGにそれぞれ従い,学校及び図書館並びに健康管理プロバイダのために連邦ユニバーサル・サービス・サポート(Federal universal service support for schools and libraries)が提供する利用に限り,(委員会規則54.5条(47 CFR 54.5)に定義する意味での)行政庁(Administrator)に対して支払われなければならない。

SEC. 3. REPORTING OF SLAMMING INCIDENTS. スレミング事件の報告

1934年通信法の258条は,その末尾に次の新しい項を追加して改正される。

「(c) 報 告

委員会は,規則に従って,加入者の権限なしに電話交換サービス及び電話利用サービスの提供者についての加入者の選択の変更に関する不満を認識し,または,その不満を受領しているテレ・コミュニケーション・キャリアに対し,その事件に関して定期的に委員会に報告するよう命じなければならない。」

 


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最終更新日:May/27/1998

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