終了報告
生物、化学、物理と幅広い分野から、自己組織化に関する多くの研究を発表していただきました。どのご発表も、分野外の人が聴衆にいることを前提に、わかりやすくお話しして頂きました。また、ご研究の内容がとても興味深く、活発な議論が展開されました。どの発表も、議論の時間が足りずに、途中で区切られてしまって、申し訳ありませんでした。その分、懇親会では、夜遅くまで活発に様々なテーマについて議論していただきました。今回も、ご参加頂きました皆様のおかげで、大変有意義な討論会となりました。
12th Symposium for Self-Organization
2018.10.13 - 14 (Sat - Sun)
自己組織化や非線形の研究会では、研究者のバックグラウンドはおろか、研究対象のマテリアルや現象も異なっていることが多くあります。この様に分野横断的に行われている集まりですが根底には何か共通項があるのではないでしょうか。
この様な素朴な疑問から本討論会は立ち上がりました。これまで様々な研究者の方々に話題を提供していただき、多くの議論を重ねてきました。今回も、様々な角度から、有意義な議論が繰り広げられることを期待します。
10月13日(土) | |
14:00-14:15 | 受付 |
14:15-14:20 | 開会あいさつ |
座長:伴野 太祐(慶應義塾大学) | |
14:20-14:45 | 伴 貴彦(大阪大学) 「Spinodal Dewettingによる自己駆動運動の分岐現象」 |
14:45-15:10 | 高井 淳朗(物質・材料研究機構) 「分子化学の立場からの超分子集積化と自己組織化」 |
15:10-15:35 | 田邊 章洋(明治大学MIMS) 「粉体流中の2円盤の相互作用」 |
10分休憩 | |
座長:北畑 裕之(千葉大学) | |
15:45-16:30 | 招待講演 |
井上 雅世 (明治大学) 「不正確な素子から正確な情報伝達をおこなうためのネットワーク構造と協同性」 | |
16:30-16:55 | 早川 雅之(理化学研究所) 「走化性を持たない細胞性粘菌が示す波状集団運動」 |
10分休憩 | |
座長:田邊 章洋(明治大学) | |
17:05-17:25 | 中島 祐太朗(慶應義塾大学) 「カチオン性界面活性剤水溶液中を自己駆動する光学活性な油分子からなる油滴の特異な運動」 |
17:25-17:45 | 澤田 大智(慶應義塾大学) 「4,4'-ジメチルチャルコンの過飽和溶液からの撹拌結晶化とその後の臭素化反応における立体選択性」 |
17:45-18:05 | 岡田 理秀(千葉大学) 「自発的に分裂する油滴の体積・濃度依存性」 |
18:30-20:00 | 夕食&お風呂 |
座長:末松 J. 信彦(明治大学) | |
20:00-20:45 | ナイトセッション:招待講演 |
中村 孝博(明治大学) 「動物個体の概日リズムシステム」 | |
21:00- | 懇親会 |
10月14日(日) | |
座長:小平 I. 將裕(JAXA) | |
9:30-9:55 | 末松 J. 信彦(明治大学) 「しょうのう粒の集団振動運動」 |
9:55-10:20 | 北畑 裕之(千葉大学) 「さまざまな形状の樟脳粒の自発運動」 |
10:20-10:25 | 閉会あいさつ |
移動ルート例(新宿から)
11:00 新宿発 −(特急あずさ13号)→ 小淵沢 −(JR小海線)→ 13:38 清里着
13:45 清里駅 −(タクシー)→ 13:55 清里セミナーハウス
末松J.信彦(明治大)
suematsu[at]meiji.ac.jp
*"[at]"を"@"に変換してください。
事務局(50音順)
一野 天利(近畿大)、北畑 裕之(千葉大)・小平 I. 將裕(JAXA)・櫻井 建成(山口芸術短大)・末松J.信彦(明治大)
鈴木 航祐(神戸大)・武仲 能子(産総研)・豊田 太郎(東京大)・伴野太祐(慶応大)・真原 仁(千葉大)