お知らせ

2023/10/07 入室試験に関する情報を更新しました。

2023/09/27 2022/10/17(火)に政治経済学部ゼミ入室試験向け緊急企画『ゼミってどんなトコロかな?』を開催します!

2022/10/15 入室試験に関する情報を更新しました。

2022/09/30 今年度の入室試験に関する情報を公開しました。詳細は随時更新していきます!

2022/09/23 2022/10/08(土) に日仏会館ホールまたは、オンラインでこれからの民主主義を考える(日仏文化講座)を開催します!この講座で重田先生は「民主主義 vs 権威主義?」という題材でお話しされます。オンラインでも開催されるのでご参加ください!
オンライン参加はこちらから!

2022/09/21 トイ人というサイトに後編の記事が出ました!ぜひご覧ください!後編

2022/09/14トイ人というサイトに重田先生のインタビュー記事が出ました!コロナ禍という中で何かと話題になったフーコーの生権力について取り上げています。非常に分かりやすく説明されているので是非ご覧ください〜前編

2022/07/22~09/23 SYNODOSトークラウンジが行われています。
詳しくはこちらご覧ください。

2022/05/16 先生の近著『ホモ・エコノミクスー「利己的人間」の思想史』(ちくま新書)が、テンミニッツTVで紹介されました!
是非こちらご覧ください。

2022/01/15  〜オンライン対談のお知らせ〜
1月25日に重田先生と上野大樹氏によるオンライン対談が行われます。
詳しくはこちらをご覧ください。


最新情報は公式XInstagramでお知らせしています!

入室試験(2024年度)

    身上書はこちら!
    重田ゼミに関するお知らせは公式XInstagramでも!こちらでは質問も随時受け付けています!是非フォローをお願いします!

ゼミ紹介

現代思想ゼミとは…?

現代思想というとなんだか難しい感じがすると思います。しかし、イメージにとらわれて敬遠するにはもったいない学問の分野です。 最初は戸惑う人もいるかもしれませんが、基本は、私たちの身の回りのことをいろいろな切り口から観察すること。見つけた視点からアプローチし、 それを深化させていくという手順を踏めば、意外に取っ付きやすいところもあるのです。さらにステップアップして、独自の研究に結びつけることができれば最高ですが、 気張らず気楽に始めてみてはいかがでしょうか。まずは簡単な意見交換からスタートして、「いろいろな切り口」を探してみましょう。少しずつの積み重ねで、 おのずと物事を検証していく力が身につくはずです。検証する力を磨いたら、自分の興味のある分野について、もっと深く掘り下げて研究していきましょう。 何かのご縁で集ったゼミ員同士、互いに感性を磨きあえたらいいですね。

例年、勉強熱心な人、わいわいにぎやかな人、頭の回転が良い人、切り口が鋭い人、努力家、体育会系、美男美女、バンドマン等々、 いろんな人が集まる、とても刺激的で、明大政経らしい「けじめ」のあるゼミです。

活動内容

3年生は、連続した2時間(毎週月曜日の3・4限、のように)に行います。時間ごとにプロゼミと外書に分けていて、4年生になるとプロゼミだけになります。

※コロナ禍の影響もあり、2020年度以降サブゼミは原則行なっていません。

プロゼミ<演習B(卒論)>

書籍や資料をたたき台に、ディスカッション、意見交換を交えて展開します。交代で発表やプレゼンテーションもおこなうなど、精力的に取り組んでいます。

3年生は基礎勉強から始まり、夏ごろには『政経セミナー』の執筆に挑戦します。セミナーの原稿が完成すると、夏休みはそれをもとに「ゼミナール発表会」に向けた準備を行います。後半は卒論に向けての準備が始まります。 このころになると、自分の進歩を感じられるかもしれません。

4年生は卒論準備、卒論指導が中心になります。しっかり計画を立てないと、あとで急に忙しくなってしまいます。就職活動が落ち着いてきたら、早めに取り組むようにしましょう。先生が熱心に応じてくれますので、とても勉強になります。 また、ゼミ内で卒論の中間発表などをおこなうことで、論文の方向性をまとめていくこともできます。 卒論を提出しないと、演習B(卒論)の単位が出ないので注意が必要です。

外書<演習B(原典購読)>

3年次に実施。英字新聞やネット上の英語記事から選んだものを担当者が和訳し、話題提供者が討論の元となる話題を選んでみんなで話し合います。 英語が苦手な人でも、ちゃんとやっていればだいぶ英語に慣れることができますよ。

年間の予定(過年度実績)

  • 10月:2年生(新3年生)への総合ガイダンス/個別ガイダンス/オープンレクチャー/オープンゼミ
  • 11月:受験申込受付,変更受付/入室試験,合格発表,新入生歓迎会
  • 12月:4年生による就活体験談
  • 1月:新年会,4年生は卒論提出
  • 3月:4年生は卒論提出お疲れさま,追い出しコンパ,春合宿
  • 4月:春学期授業開始/3年生はオリエンテーション,4年生は卒論計画
  • 5月:随時コンパ
  • 6月:政経セミナー執筆開始/ゼミ対抗球技大会
  • 7月:春学期試験,みんなで乗り切りましょう
  • 8月:夏合宿(場所その他みんなで計画します)
  • 9月:政経セミナー原稿提出/秋学期授業開始/ゼミ試準備

あくまで過年度の例。参考までに。計画を立てるのはみなさん自身!

研究内容

これまでのゼミでは、「政治と社会」に関係する様々なテーマを扱い、年度ごとの参加者の個性に応じて関心・意欲を引き出すよう試みてきました。 ゼミに集まる学生の興味や学習態度も年によってまったく違います。「ゆとり世代」など、ゆとり教育を受けてきた人たちを半ば揶揄するような表現もなされますが、 ゼミ生たちを見ていると、きちんと勉強したいという意欲ある学生は以前より増えているように思います。

そんななかでも、個性をはっきり打ち出して自分の意見を主張し、他の人たちと議論をたたかわせるのを好む学年もあれば、調和を重視し、 意見の対立より一緒にこつこつ勉強を重ねていくことが好きな学年もあります。はじめの一ヶ月ぐらいでその感触をつかみ、どのようなテーマ、 形式やスタイルがメンバーにとって最も有意義で参加意欲につながるかを見極めるのが、ゼミ教員の仕事だと思います。

ですから、研究内容と形式は集まったメンバーによって変わります。それでも、「現代思想のゼミ」としての大きな枠はあります。 それが、「現代社会を思想的な観点から見る」ということです。取り上げるテーマが、民主主義、貧困、戦争と国際平和、自由とは何かなどさまざまに変わっても、 それらを「思想的に眺める」とはどういうことかを学び、教え、共に考えるという基本は変わりません。

教科書として用いた著書の例

  • マイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』(早川書房,2021)
  • 酒井隆史『ブルシット・ジョブの謎 クソどうでもいい仕事はなぜ増えるか』(講談社現代新書,2021)
  • ハンナ・アレント『人間の条件』(筑摩書房,1994)
  • シェリー・ケーガン『「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義 日本縮約版』(文響社,2018)
  • 佐藤文香・監修/一橋大学社会学部佐藤文香ゼミ生一同・著『ジェンダーについて真剣に考えてみた――あなたがあなたらしくいられるための29問』(明石書店,2019年)
  • コリン・ヘイ『政治はなぜ嫌われるのか』(岩波書店,2012)
  • ジェイミー・バートレット『操られる民主主義』(草思社,2018)
  • プラトン『饗宴』(岩波文庫,2008)
  • 前田健太郎『女性のいない民主主義』(岩波新書,2019)
  • 斎藤哲也『試験に出る哲学』(NHK出版,2018)
  • ダン・アリエリー『予想どおりに不合理』(早川書房,2013)
  • エーリッヒ・フロム『自由からの逃走』(東京創元社,1952)
  • 川崎修・杉田敦『現代政治理論』(有斐閣,2006)
  • 松元雅和『平和主義とは何か』(中公新書,2013)
  • 小熊英二『社会を変えるには』(講談社現代新書,2012)
  • 阿部彩『子どもの貧困』(岩波新書,2008)
  • 佐伯啓思『現代文明論講義』(ちくま新書,2007)
  • 野口雅弘『官僚制批判の論理と心理』(中公新書,2011)
  • マイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』(早川書房,2010)
  • 堤未果『ルポ 貧困大国アメリカ』(岩波新書,2008)
  • 湯浅誠『反貧困―「すべり台社会」からの脱出』(岩波新書,2008)
  • 森政稔『変貌する民主主義』(筑摩書房,2008)
  • 重田園江『フーコーの穴 統計学と統治の現在』(木鐸社,2003)
  • ミシェル・フーコー『監獄の誕生』(新潮社,1977)
  • ピエール・マナン『自由主義の政治思想』(新評論,1995)
  • 永井均『翔太と猫のインサイトの夏休み 哲学的諸問題へのいざない』(ナカニシヤ出版,1995)
  • ホックシールド『管理される心 感情が商品になるとき』(世界思想社,2000)
  • スティーヴン・グールド『人間の測りまちがい 差別の社会史』(河出書房新社,1989)
  • 坂井律子『ルポルタージュ出生前診断 生命誕生の現場に何が起きているのか』(日本放送出版協,1999)
  • 米本昌平『知政学のすすめ 科学技術文明の読みとき』(中央公論社,1998)

外書

The Japan Newsなどの英字新聞記事
BBC,CNNなどのHPからの英文記事

政経セミナー

これまで寄稿してきたテーマ

  • 「サークル・オブ・ライフ 〜優生思想に見る生権力〜」2022
  • 「ジェンダー・オブ・ジ・アース 〜性の多様性をめぐって〜」2021
  • 「おうちじかんーひきこもりをとおして日本社会をみる」2020
  • 「監視社会 ~ずっと見てるよ~」2019
  • 「THE☆結婚 ~過去・現在・未来…~」2018
  • 「生きてるだけで丸儲け!?~ベーシックインカム概論~」2016
  • 「日本の生命倫理についての考察」2015
  • 「いま、労働を考える~正規・非正規・女性・外国人~」2014
  • 「いま日本を守るには~自衛隊と戦争観から考える~」2013
  • 「水から見た世界」(水資源を中心に据え、国際政治や経済を見つめる)2012
  • 「死刑制度を考える」2011
  • 「自民と民主―日本政治の転換点」(マニフェストから見た政策比較)2010
  • 「さまよえるクルド人」(クルド人問題に見る国民国家と民族問題)2009
  • 「ニーチェ『道徳の系譜』を読む」2008
  • 「8・15戦争報道―新聞各社の戦争報道の比較研究」2007
  • 「日本における教育改革と「ゆとり教育」について」2004
  • 「フリードリッヒ・ニーチェの思想」2003

卒論のテーマ

テーマ設定は自由ですが、「現代思想」「現代社会論」の範囲で選んでもらうことを希望します。

<過去のテーマ例>

◎思想的なテーマ

  • ハンナ・アレント『全体主義の起源』を読む
  • カール・ポパーの科学方法論
  • ジャック・デリダの思想
  • 福沢諭吉と丸山真男(『文明論の概略』をめぐって)
  • ロマン主義とは何か
  • J・J・ルソーの思想

◎歴史的なテーマ

  • 「良妻賢母」思想の歴史
  • ナチス「アーリア神話」の形成史
  • 「日露戦争」に関する評価の歴史(「司馬史観」批判)
  • 日本の歴史認識について

◎現代社会論など

  • 水俣病の歴史と現在
  • 「禁煙キャンペーン」の展開と問題
  • 「遺伝子組み換え食品」は識別できるか?
  • 健康診断は何を「診断」しているのか?
  • 「アメリカ文化帝国主義はほんとうか?」
  • 「ベーシックインカム論」
  • 同性愛文化における女性の不可視化
  • 「砂が消える?砂資源の世界」
  • 「ガソリン車はオワコンなのか?」
 ……など

「思想」「歴史」「現代社会論」の三領域に関連するテーマが多いです。

今年度のゼミ

2023年度の3年生のゼミについてです。

<外書研究>
春学期は、英字新聞やネットの英語記事の中から記事をゼミ生で選び英語で要約、テーマに沿った話題提供という形で進めました。 一つの記事を色々な角度から掘り下げ、現代の国内外の社会問題に関して知識を深めました。
今年度は、日本の出生率、AIによるフェイク画像、タイの選挙運動、アメリカの銃規制などを取り扱いました。

<プロゼミ>
春学期はゼミ員が持ち寄った本の中から、

  • マイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』(早川書房,2021)
  • 酒井隆史『ブルシット・ジョブの謎 クソどうでもいい仕事はなぜ増えるか』(講談社現代新書,2021)
  • を扱いました。

    <サブゼミ>
    2023年度はコロナウイルスの影響もあり、サブゼミを行っていません。

    <政経セミナー>
    2023年度はヤングケアラーについて、いくつかのグループに分かれて共同論文を執筆中です。

    <合宿>
    2023年度は8/1.2に山中湖で合宿を行いました。
    政経セミナーについてのミーティングを行った後、花火、バナナボートなどを楽しみました!

    様々な個性を持った人が集まっていますが(先生も含めて)、皆の仲が良くアットホームなゼミです!!

    先生紹介


    氏名:重田園江(おもだそのえ)
    自己紹介:練馬区に住んでいます。趣味は昼寝をしながら映画(ネット動画含む)を観ること、家族の世話など。ホラー映画やアメリカの犯罪推理ドラマなど、同じパターンでもつい観てしまいます。 本を読んだり考えたりすることも好きですが、書店は好きではないです(トイレが近くなる)。 念のため書いておくと、お酒とカラオケも好きです。

    大学院入学後は、ミシェル・フーコーというフランスの現代哲学者を研究してきました。フーコーの思想は多面的ですが、私がもっとも関心を持ってきたのは、 1970年代後半の「権力」や「統治」に関わる研究です。このテーマでの「反入門的入門書」を2011年に出版しました。また、確率・統計の社会科学や人間科学への応用史にも関心があります。やっている人も少ないので、「誰も考えていないことを考えているかもしれない」などとわくわくしています。 でもそんなことはなくて、きっとこれまでに誰かが思いついても雲の彼方に消えていったんだと思います。

    かつては授業やゼミで「オタク」を見つけると興味を持っていましたが、今や学生も総オタク化していて、だいたいの話題で期待(以上)に応えてくれます。 3・4年の授業(「現代思想」「現代政治理論」)では毎回アンケートを取り、それを交えて「前説」を披露してから授業に入るのですが(決して「無駄話」と呼んではいけない、難しい授業の前の清涼飲料のようなもの)、 これを通じて実にさまざまな趣味や関心を持つ学生がいるものだと驚かされます。

    大学3・4年生という、ある意味で最も成長する、大きな決断とそれに伴う大いなる迷いの時期の学生たちと過ごせることは楽しくもあり、また莫大なエネルギーが必要です。 しかし、私にとってこれは元気の源で、世界と東京の変転になんとかついてゆくための手がかりでもあります。日常に埋もれそうな忙しさの中で、非日常への通路を与えてくれる刺激的なつき合いです。 いつも若い人たちの精気に触れていられる大学教員という仕事は、なんて得なのだろうと思います。「近頃の学生は分からない」となってしまうまであと何年か分かりませんが、気力と体力のつづく限り、 学生たちがおもしろいと思うことに関われる好奇心を持ちつづけたいと願っています。

    主要担当科目:明治大学政治経済学部教授 現代思想・現代政治理論・演習B[卒論]・演習B[外書]
    所属学会:政治思想学会・社会思想史学会
    専門分野は政治思想史、現代思想。

    略歴

    • 1968年 兵庫県西宮市生まれ
    • 1983年 4月 愛知県立明和高等学校入学
    • 1986年 4月 早稲田大学政治経済学部政治学科入学
    • 1990年 4月 日本開発銀行(現日本政策投資銀行)入行
    • 1991年 3月 研究者を志し退職 以後1年間無職
    • 1992年 4月 東京大学大学院総合文化研究科相関社会科学専攻修士課程入学
    • 1994年 4月 同博士課程進学 (同年同月より日本学術振興会特別研究DC1)
    • 1997年 3月 同退学(単位取得)
    • 1997年 4月 日本学術振興会特別研究員(PD)(~1999年3月)
    • 1999年 4月 明治大学政治経済学部専任講師
    • 2003年 4月~ 明治大学政治経済学部助教授
    • 2005年 4月~ 2007年3月 ケンブリッジ大学社会政治科学部客員研究員
    • 2007年 4月~ 明治大学政治経済学部准教授(助教授から准教授への名称変更)
    • 2011年 4月~ 明治大学政治経済学部教授

    *過去の非常勤先
    早稲田大学大学院政治学研究科(2006年4月~9月)
    京都大学法学部(2008年9月(集中講義))
    東京大学大学院教育学研究科(2010年10月~2011年3月)
    東京大学教養学部(2018年9月〜2020年3月)
    慶應義塾大学法学部(2021年4月〜2023年3月)
    京都大学文学部(2023年8月28日〜9月1日(哲学・倫理学集中講義))
    *朝日カルチャーセンター講師 2012年(3回)、2019年(2回)

    所属学会

    • 政治思想学会(理事)
    • 社会思想史学会(幹事)

    単著

    • 『真理の語り手-アーレントとウクライナ戦争』(白水社、2022年11月30日)
    • 『ホモ・エコノミクス-「利己的人間」の思想史』(ちくま新書、2022年3月)
    • 『フーコーの風向き-近代国家の系譜学』(青土社、2020年8月)
    • 『統治の抗争史―フーコー講義1978−79』(勁草書房、2018年11月)
    • 『隔たりと政治-統治と連帯の思想』(論文集2002-2018)(青土社、2018年11月)
    • 『社会契約論―ホッブズ、ヒューム、ルソー、ロールズ』(ちくま新書、2013年11月)
    • 『ミシェル・フーコー-近代を裏から読む』(ちくま新書、2011年9月)
    • 『連帯の哲学Ⅰ-フランス社会連帯主義』(勁草書房、2010年10月)
    • 『フーコーの穴 - 統計学と統治の現代』(木鐸社、2003年10月)

    共著

    • 「シンポジウムの記録」
      『狂い咲く、フーコー 京都大学人文科学研究所 人文研アカデミー『フーコー研究』出版記念シンポジウム全記録+』(読書人新書、2021年8月)
    • 「ドーピングの社会学」
      高峰修編『夢と欲望のオリンピック-その多様な姿』(第三章)(成文堂、2020年9月)
    • 「大学改革における統治性―官僚制と市場のレトリックをめぐって―」
      福井憲彦編『対立する国家と学問―危機に立ち向かう人文社会科学』pp.47-91(第二章)(勉誠出版、2018年1月)
    • 「フーコー―公共性と倫理への問い(カントを読むフーコー)」
      斉藤純一編『政治哲学 第5集 理性の両義性』(岩波書店、2014)
    • 「モース/ナシオン/ナショナリザシオン―産業デモクラシーをめぐって」
      金森修編『合理性の考古学-フランス科学認識論の源流』pp.438-519 (第七章)(東京大学出版会、2012年11月)
    • 「なぜ社会保険に入らなくてはいけないの?」
      斉藤純一編『支える―連帯と再分配の政治学』(政治の発見3)pp.19-41 (第一章)(風行社、2011年)
    • 「デュルケム」
      伊藤邦武編『哲学の歴史8 社会の哲学18-20世紀―進歩・進化・プラグマティズム』 pp.215-307(第五章)(中央公論新社、2007年11月)
    • 「戦争から統治へ コレージュ・ド・フランス講義」
      芹沢一也・高桑和己編『フーコーの後で―統治性・セキュリティ・闘争』pp.11-40(第一章)(慶應義塾大学出版会、2007年9月)
    • 「心は直観的統計学者か? 実験心理学における確率統計モデルの採用」
      田中耕一・荻野昌弘編『社会調査と権力 <社会的なもの>の危機と社会学』pp.139-157(第6章)(世界思想社、2007年3月)
    • 「カール・シュミットの「アメリカ帝国」論」
      山下範久編『帝国論』pp.113-143 (第4章)(講談社(講談社叢書メティエ)2006年1月)
    • 「人間の測り方―ポスト福祉国家と尺度」
      齋藤純一編『親密圏のポリティクス』pp.82-106(第4章)(ナカニシヤ出版、1999年7月)
    • 「正常な社会と正常な個人 エミール・デュルケムにおける統計学と生理学」
      相関社会科学有志編『ウェーバー・デュルケム・日本社会』pp.19-62(ハーベスト社、1999年5月)
    • 「自由主義の統治能力 ミシェル・フーコーのオルド自由主義論」
      『自由な社会の条件』(ライブラリ相関社会科学第3巻)pp.196-222(新世社、1996年7月)

    論文 (単独執筆)

    • 「補論2 ホモ・エコノミクス観の成立・席巻とその意味」原田哲史編『経済思想史』法律文化社(2024年夏刊行予定)
    • 「大学入試国語のゆくえ」『現代思想』第50巻12号(2022年10月号)
    • 「コロナ禍の公衆衛生-既視感と新しさと」日本学術会議『学術の動向』(2022年3月号)pp.12-17
    • 「パンデミックと再政治化の行方」『神奈川大学評論』第98号(2021年7月)pp.50-58
    • 「ホリヨークと自助-ことばをめぐる歴史」『民医連医療』第582号(2021年3月号)pp.6-9
    • 「時代の転換点にフーコーを読む」『群像』第75巻12号(2020年12月号)
    • 「身体の政治は何を纏うか―不妊治療と出生前診断」『現代思想』第47巻12号(青土社、2019年9月号)pp.108-128
    • 「ホモ・エコノミクスの帰趨」『明治大学社会科学研究所紀要』第90集(2019年3月)
    • 「政治と行政について―「官邸」と「官僚」」『現代思想』第46巻14号(青土社、2018年10月号)
    • 「市場化する統治と市場に抗する統治」『社会思想史研究』第41号、社会思想史学会編(藤原書店、2017年) pp.9-30
    • 「協同組合というプロジェクト」季刊『にじ』第652号(2015年冬号)pp.25-33
    • 「暴力・テロル・情念 『革命について』に見る近代」『現代思想』第43巻1号(青土社、2015年1月号)pp.216-226
    • 「現代社会における排除と分断」『政治思想研究第11号 福祉社会と政治思想』政治思想学会編(風行社、2011年5月)pp.6-23
    • 「監視と処罰の変貌」 『現代思想』第36巻13号(青土社、2008年10月号)pp.212-224
    • 「犯罪プロファイリングは法廷で証拠となるか」『明治大学社会科学研究所紀要』第46巻2号(明治大学社会科学研究所、2008年)pp.1-9
    • 「連帯の哲学」 『現代思想』第35巻11号(青土社、2007年9月号)pp.100-117
    • ‘L'histoire de la politique comme la guerre’ 『明治大学政経論叢』第72巻2・3号(2004年2月)pp.177-185
    • 「戦争としての政治 一九七六年講義」 『現代思想』第31巻16号(青土社、2003年12月臨時増刊号)pp.184-205
    • 「GIS 空間を掌握する」 『現代思想』第30巻11号(青土社、2002年8月号)pp.172-192
    • 「正しく測るとはどういうことか?」 『現代思想』第28巻10号(青土社、2000年9月号)pp.221-241
    • 「少子化社会の系譜 昭和30年代の「新生活運動」をめぐって」 『家計経済研究』財団法人家計経済研究所 第47号(2000年夏号)pp.36-43
    • 「リスクを細分化する社会」 『現代思想』第28巻1号(青土社、2000年1月号)pp.142-154
    • 「正常な社会と正常な個人 エミール・デュルケムにおける統計学と生理学」 日本法哲学会『20世紀の法哲学』(法哲学年報1997) (有斐閣、1998年10月30日)pp.142-169
    • 「生のポリティクスと新しい権利」 日本法哲学会『20世紀の法哲学』(法哲学年報1997) (有斐閣、1998年10月30日)pp.142-169
    • 「ミシェル・フーコーにおける知と権力」 『別冊情況 社会学理論の最前線 二〇世紀社会学の知を問う』 (情況出版、1998年3月)pp.123-134
    • 「19世紀の社会統制における〈社会防衛〉と〈リスク〉」 『現代思想』第25巻3号(青土社、1997年3月号)pp.164-171
    • 「ミシェル・フーコーの統治性研究」 『思想』第870号(岩波書店、1996年12月号)pp.77-105
    • 「自由主義の統治能力 ミシェル・フーコーのオルド自由主義論」 『自由な社会の条件』ライブラリ相関社会科学第3巻 (新世社、1996年7月)pp.196-222
    • 「近代権力の複層性 ミシェル・フーコー『監獄の誕生』の歴史像」 『相関社会科学』第5号(1996年3月)pp.13-29
    • 【修士論文】『ミシェル・フーコーの統治性研究』 東京大学大学院総合文化研究科相関社会科学専攻修士論文(1993年12月)
    • 【大学院入試提出論文】『公権力と処罰 監獄は法の支配に必要か』 東京大学大学院総合文化研究科相関社会科学専攻入試提出論文(1991年9月)
    • 【卒業論文】『ソシュールの言語理論 価値とことばに関して』 早稲田大学政治経済学部政治学科藤原保信ゼミナール提出論文(1990年1月)

    翻訳

    • マイク・デイヴィス、重田園江訳「特別掲載 大疫病の年に マイク・デイヴィス、コロナウィルスを語る」Webちくま(2020年4月7日)http://www.webchikuma.jp/articles/-/2004
    • パット・オマリー「リスク社会と犯罪統治」 重田園江訳『現代思想』第36巻13号(青土社、2008年10月号)pp.195-211
    • イアン・ハッキング『偶然を飼いならす - 統計学と第二次科学革命』 石原英樹・重田園江訳(木鐸社、1999年6月)
    • ジャック・ドンズロ「社会の動員」 米谷(重田)園江訳『現代思想』第22巻5号(青土社、1994年4月)pp.107-115
    • ジョン・ロールズ「『正義論』フランス語版序文」 川本隆史・米谷(重田)園江訳『みすず』第385号 (みすず書房、1994年4月)pp.2-12

    ウェブ記事

    新聞記事

    • 朝日新聞「政治季評」「映像の中の戦争 残酷さ刻む、無心な語りを」2023年8月24日
      https://www.asahi.com/articles/DA3S15723824.html
    • 朝日新聞「政治季評」「AIに脅かされる「個人」 情報断ち切る規制必要」2023年6月1日
      https://digital.asahi.com/articles/DA3S15650962.html
    • 朝日新聞「政治季評」「アニマルウェルフェア 命の商品化、直視すべきだ」2023年2月16日
      https://www.asahi.com/articles/DA3S15556862.html
    • 朝日新聞「政治季評」「「女性がいない」日本 変だと思う感覚の大切さ」2022年11月17日
      https://www.asahi.com/articles/DA3S15476051.html
    • 朝日新聞「政治季評」「敗戦国に生きる意味 戦争への悔恨をかみしめて」2022年8月23日
    • 朝日新聞「政治季評」「少数者・異端者を脅かす戦時に 芸術は真理知る種をまく」2022年5月19日
    • 「(どうみる統計不正)個々の統計、目的問い直せ」朝日新聞2022年1月11日朝刊
      https://www.asahi.com/articles/DA3S15167380.html
    • 「愛知リコール署名偽造が持つ政治的な「重み」 司法はどう捉えるか」朝日新聞デジタル2021年9月24日
      https://www.asahi.com/articles/ASP9S22NRP9QOIPE01M.html
    • 「本と映画、魂の呼応」「空想書店」読売新聞2021年4月11日朝刊
    • 「求められる社会連帯」<21世紀の生存権>中日新聞2020年10月19日朝刊
    • 「投資する人々、沈黙の政権支持」朝日新聞2020年9月23日夕刊
    • 耕論「「新しい生活様式」の圧」朝日新聞2020年6月20日朝刊
    • ひもとく「統計 数値に置き換えられた「現実」」朝日新聞2019年5月11日朝刊

    対談・インタビュー・座談会・講演

    • あるきはじめる大学 第3歩「シンポジウム 今大学に何ができるか」 國分功一郎×重田園江 2023年9月1日17:30-19:30京都大学吉田南キャンパス 人間・環境学研究棟地下大講義室
    • 渋谷哲也×重田園江「戦争のモラル—セルゲイ・ロズニツァが映す「破壊の自然史」」ドキュメンタリー映画『破壊の自然史』公開記念2023年8月9日 19:30-21:30本屋B&B
    • 中部大学創造的リベラルアーツセンター第3回シンポジウム「リベラルアーツと民主主義」登壇者:宇野重規、重田園江、國分功一郎 2023年6月10日(土) 14:00-17:00
    • 【イベント&オンライン配信(Zoom)】第22回代官山人文カフェ「アクチュアルな思想の条件とは?」重田園江『真理の語り手:アーレントとウクライナ戦争』(白水社)刊行記念 話題提供者:重田園江×三浦隆宏 進行役:奥田太郎 2023年3月17日19:00-20:30 代官山蔦屋書店
    • 講演「政治と戦争と暴力」ウクライナ戦争の背景を探る緊急集会 西宮公同協会 チャペルホール 2023 年3月3日(金)18:00〜
    • 東京大学社会科学研究所全所的プロジェクト 「道徳理論としての利己主義」報告者 重田園江・押谷健 2023年2月20日 15:00-16:40 研究会情報はhttps://web.iss.u-tokyo.ac.jp/methodology/
    • 【高校講演】桐光学園(神奈川県麻生区)「考えることのレッスン-具体的なものと一般的なものは、それぞれどういう場面で重要か」2022年11月5日(「「考える」ことのレッスン」左右社、2023、pp.206-217所収)福岡県立明善高校(久留米市)「ポスト・トゥルースの時代?」2023年1月18日
    • 【対談】「モースとアーレントを再読する」森山工×重田園江 2022年12月15日「読書人隣り」19:00-20:30(講演内容は、『週刊読書人』2023年1月20日号(1-2面)に掲載)
    • 日本学術会議哲学委員会主催シンポジウム2022「なぜ「国家」が問われるのか?」報告 「ブラッドランドのナショナリズム」(報告者:芦名定道、重田園江、八木久美子、石井剛 コメンテーター:齋藤純一、隠岐さや香 司会:奥田太郎 主催:日本学術会議哲学委員会)2022年12月10日13:30〜17:00
    • 日仏文化講座 これからの民主主義を考える「権威主義対民主主義?」(討論者:宇野重規、重田園江、片岡大右、川出良枝、吉田徹 司会:山元一 主催:日仏会館) 2022年10月8日14:00〜17:30
    • 【レクチャー】ミシェル・フーコー――近代を裏から読む(全3回)シノドストークラウンジ 2022年7月22日、8月19日、9月23日 レクチャーの情報はhttps://synodos.jp/talklounge/28262/
    • 学問する人のポータルサイト「トイ人」「生権力はいかに作動しているか」【前編】【後編】2022年9月14日、21日https://www.toibito.com/sonoe-omoda/articles
    • 非営利・協同総合研究所いのちとくらし 定期総会記念講演「100年を経た未来図-カール・ポランニー と機能的社会主義」2022年6月18日(『いのちとくらし』研究所報第80号(2022年9月30日発行)に講演内容と質疑応答を掲載)
    • 宇野重規・渡辺靖・重田園江「自由か?平等か?NIRA鼎談」『中央公論』2022年4月号 pp.134-145
    • 磯野真穂・重田園江「『他者と生きる』(集英社)刊行記念 磯野真穂×重田園江トークイベント「リスク」と「かけがえのない命」~フーコーと人類学の出会い~」代官山蔦屋書店 2022年2月18日19:00〜20:30
      (抜粋は、集英社新書プラスhttps://shinsho-plus.shueisha.co.jp/interview/に掲載)
    • 重田園江・桑田学「エコノミーとエコロジーの思想史-経済学が不可視化したものを掘りおこす」『現代思想』第50巻2号(青土社、2022年2月号)pp.155-173
    • 「中野敏男『ヴェーバー入門-理解社会学の射程』ちくま新書 2020年 ウェーバーを「方法」として読む」東京外国語大学海外事情研究所Quadrante, No.24(2022) pp.43-46
    • 重田園江×小島庸平トークイベント 重田園江『ホモ・エコノミクス』(筑摩書房)・小島庸平『サラ金の歴史』(中央公論新社) 刊行記念
      「ホモ・エコ」対「サラ金」大論争 〜人文知と社会はいかに交差するのか〜 代官山蔦屋書店(Zoom配信) 2022年4月12日 19:00〜20:30
    • 成城大学グローカル研究センター主催シンポジウム 「ポストヒューマニティ時代の身体とジェンダー/セクシュアリティ 第3回 生殖技術を問い直す:その倫理的・政治的課題と可能性をめぐって」
      登壇者:山本由美子(大阪府立大学)・重田園江(明治大学)・竹﨑一真(成城大学・司会)2021年9月19日(日)14:00~16:00
      この報告は、「第10章 生殖技術の現在地」として『ポストヒューマン・スタディーズへの招待-身体とフェミニズムをめぐる11の視点』堀之内出版 2022年4月 pp.150-165に収録
      https://www.seijo.ac.jp/research/glocal-center/news/glocal-sym2021.html
    • Meiji.net「パンデミックを人類史と政治から見ると、見えてくるのは…」
      https://www.meiji.net/life/vol341_sonoe-omoda
    • ラジオ出演「荻上チキSession-22」(2020年9月8日22時45分〜23時40分)自民党総裁選所見発表演説会について
    • 重田園江×野口雅弘「フーコーvs. ウェーバー 近代と格闘した二人の思想家」(『フーコの風向き-近代国家の系譜学』刊行記念)(2020年9月12日、15:00-17:15)本屋B&B
    • ニュース解説 まいもく 第123回「森友問題再燃 安倍政権は何を破壊したのか?」2020年3月26日(動画配信)
      https://mainichi.jp/articles/20200326/k00/00m/010/196000c
    • 「「桜を見る会」考 「首相の「好き放題」の背景こそ問題 「長期政権の緩み」でない「桜」の真相を探る」(聞き手:江畑佳明)2020年2月27日 毎日新聞Web版
      https://mainichi.jp/articles/20200226/k00/00m/010/287000c
    • TOSMOS講演会「経済人とは何か」(2019年4月15日 東京大学駒場キャンパス)
    • 重田園江×戸田山和久トークイベント(『統治の抗争史』『隔たりと政治』刊行記念)
      「体育館裏の哲学―「自由」と「責任」の決闘前夜」 2018年12月2日19時~ 東京堂書店神保町本店
    • 「官能哲学」 ananインタヴュー 特集「いま、あなたと過ごしたい、官能の瞬間。」第2093号(マガジンハウス、2018年3月14日号)p.52
    • α-Synodos 「知の巨人たち」シリーズ「chap.3 ミシェル・フーコー―なぜ絶望系なのに読んでしまうのか」2017年12月
    • シノドスインタビュー2017.03.08 Wed「ボキャブラリー」の変化が、人間の思考を変化させている――思想を歴史的に研究する意味とは  https://synodos.jp/intro/19075
    • 「性」―規範と欲望のアクチュアリティー ― 報告
      隠岐 さや香(名古屋大学)「学問とジェンダー・セクシュアリティ」~「男性=人間」×「実学至上主義」の跋扈~
      重田 園江(明治大学)「やせ細る性」~「キラキラな生き方」はどこにある~
      コメンテーター 藤田 尚志(九州産業大学)宮野真生子(福岡大学)
      司会 筒井 晴香(東京大学UTCP)
      2016年12月9日(金)18:00~21:00東京大学駒場キャンパス18号館4階
      ☆シンポ全体の記録が「けいそうびぶりおふぃる」《ジェンダー対話シリーズ》第1-2回としてWeb掲載されました。http://keisobiblio.com/2017/04/14/gendertalk01/
    • 重田園江&互 盛央トークセッション〈言語起源論vs.社会契約論〉(2014年7月18日(金)19時 〜 東京堂書店神保町本店)
    • 「熱烈な民主主義、冷静な社会契約論――社会契約論から見える民主主義の姿とは」インタヴュー 重田園江
      荻上チキ責任編集 “a-Synodos” vol.142「民主主義を捉える」(2014/02/15)
    • 日本グループホーム学会調査会報告会 2013年8月17日 東京都障害者福祉会館 「能力や健康を「測る」ってどういうこと?」 重田園江(講演)
    • 「「回復」につきあいつづける」近藤恒夫・石塚伸一・重田園江 『現代思想』第38巻14号(2010年12月号)(青土社)pp.56-79
    • 「誤謬の勇気」酒井隆史/重田園江 『現代思想』第37巻7号(2009年6月号)pp.50-81
    • 「ダルクの流儀」近藤恒夫/重田園江(聞き手) 『現代思想』第36巻13号(青土社、2008年10月号)pp.180-194
    • 座談会「プラグマティズムの現在」 大庭健/重田園江/川本隆史/仲正昌樹/野家啓一/ガイ・ヤスコー 『情況』第3期第2巻第1号(2001年1・2月号)pp.80-112

    書評(単独執筆)

    • 「桑田学『人新世の経済思想史-生・自然・環境をめぐるポリティカル・エコノミー』」『ラスキン文庫たより』第86号(2023年第2号)
    • 「書評:金賢京『人、場所、歓待』-人間が「人」になる機制とは」『公明新聞』2020年8月3日
    • 「戸田山和久『教養の書』を読む 教養へのストレンジラヴ」『ちくま』2020年3月号(「トダヤマへのストレンジラブ」の短縮版)
      じんぶん堂に掲載 https://book.asahi.com/jinbun/article/13199304
    • 「書評:田中浩著『ホッブズーリヴァイアサンの哲学者』岩波新書」『公明新聞』2016年4月
    • 「「新たな神」を求めて」(書評:宇野重規・髙山裕二・伊達聖伸編『共和国か宗教か』白水社)『ふらんす』2016年2月
    • 「働くことの意味とよい社会―田中拓道『よい社会の探究―労働・自己・相互性』」『政治思想研究』第17号(2017年5月)pp.472-473.
    • 「書評:箱田徹『フーコーの闘争-<統治する主体>の誕生』」『社会思想史研究』第38号、pp.266-270.
    • 「書評:田中拓道『貧困と共和国』」『社会思想史研究』第33号(2009年9月)pp.180-185
    • 「渋谷望著『魂の労働 ネオリベラリズムの権力論』」 『ソシオロジ』(2004年)pp.138-141.
    • 「広井良典著『生命の政治学』」 『日本図書新聞』2654号(2003年11月15日号)5面
    • 「マイケル・ウォルツァー編『グローバルな市民社会に向かって』」 『日本図書新聞』2577号(2002年4月13日号)5面
    • 「『環境保護主義の時代』」 『政経フォーラム』
    • 「柳内隆『フーコーの思想』」 『週間読書人』2421号(2002年1月号)4面
    • 「いったい、「いまなにが起きているのか」 書評=酒井隆史『自由論』」 『情況』第3期第2巻第9号(情況出版、2001年11月号)pp.70-77
    • 「関良徳『フーコーの権力論と自由論』」 『週間読書人』2389号(2001年6月1日号)3面
    • 「金田耕一『現代福祉国家と自由』」 『日本図書新聞』2521号(2000年12月2日号)5面
    • 「マイケル・イグナティエフ『ニーズ・オフ・ストレンジャーズ』」 『日本図書新聞』2440号(1999年6月5日号)3面
    • 「ミシェル・フーコー思考集成」 『週間読書人』(1999年1月8日号)
    • 「認識・経験・権力 Ian Hacking, The Emergence of Probabilityを読む」 『相関社会科学』第6号(1997年2月)pp.109-115.
    • 「近代社会の組織原理」(佐藤俊樹著『近代・組織・資本主義』を読む) 『相関社会科学』第5号(1996年3月)pp.109-113

    学会・研究会報告

    • 日本イギリス哲学会 シンポジウムI 人間の社会性とエゴイズムをめぐる歴史的諸相の解明-アダム・スミス生誕300周年記念
    • 第一報告「現代から見たスミスとルソー」(報告:重田園江、太田浩之、太田寿明、高哲男、司会:青木裕子、森直人)2023年3月25日(土)13:00-17:00 愛知教育大学
    • 日本学術会議哲学委員会主催シンポジウム2022「なぜ「国家」が問われるのか?」
      報告者:芦名定道、重田園江、八木久美子、石井剛 コメンテーター:齋藤純一、隠岐さや香
      司会:奥田太郎 主催:日本学術会議哲学委員会 2022年12月10日13:30〜17:00
    •       
    • 日仏文化講座「これからの民主主義を考える」
      討論者:宇野重規、重田園江、片岡大右、川出良枝、吉田徹 司会:山元一 主催:日仏会館 2022年10月8日14:00〜17:30
    • 日本科学史学会 第67回年会研究発表論旨集(コロナ禍により大会中止)への掲載
      シンポジウム 統治の科学史・技術史へー安全・監視・自由
      発表タイトル グローバル化と感染症パンデミック(2020年5月31日)
    • 成城大学グローカル研究センター連続シンポジウム
      第3回 生殖技術を問い直す:その倫理的・政治的課題と可能性をめぐって
      登壇者:山本由美子(大阪府立大学)・重田園江(明治大学)・竹﨑一真(成城大学・司会)
      日時:2021年9月19日(日)14:00~16:00
      報告タイトル「生殖技術の現在地」
    • (日仏文化講座)危機に立ち向かう人文社会科学
      福井憲彦(学習院大学/日仏会館)、 池内 了(名古屋大学名誉教授)、重田園江(明治大学)、 伊達聖伸(上智大学)、 渡名喜庸哲(慶應義塾大学)、高澤紀恵(国際基督教大学)2016-11-19(土) 13:30 - 18:00会場 日仏会館ホール   主催 (公財)日仏会館
    • 第41回社会思想史学会シンポジウム
      市場経済の思想―市場と資本主義を考える 2016年10月29日 中央大学後楽園キャンパス
      報告者:山田鋭夫(名古屋大学名誉教授・非会員) 「「市場経済」をと?う調整するか」
      重田園江(明治大学) 「統治の技法、あるいは語り方としての自由主義経済学」
      討論者:崎山政毅(立命館大学)・平子友長(一橋大学社会学研究科特任教授)
      司会:佐藤方宣(関西大学)・中山智香子(東京外国語大学)
    • シンポジウム「making up people―イアン・ハッキングの歴史的存在論」 2013年9月7日 成城大学 報告者 重田園江・渡辺弘一・浦野茂 討論者 鈴木晃仁 司会 酒井泰斗
    • 第84回日本社会学会大会 シンポジウム3 2011年9月18日 関西大学千里山校舎 報告者 西澤晃彦・市野川容孝・重田園江 コメンテーター 稲葉振一郎・安藤馨
    • 政治思想学会第17回研究大会 2010年5月23日 東京大学法学部法文1号館 シンポジウムIII 福祉社会における生と倫理
      報告: 重田園江(明治大学)「連帯社会における包摂と分断」 竹澤祐丈(京都大学)「近世英国共和主義思想における国家と社会」 宮地忠彦(専修大学)「明治・大正期の警察によるポリツァイ的政策と秩序構想」 司会:寺島俊穂(関西大学) 討論:梅森直之(早稲田大学)
    • 社会思想史学会第33回大会 セッション「政治的なものと社会的なもの」 2008年10月26日 慶應義塾大学 三田校舎 報告者 森政稔、重田園江 司会 斎藤純一
    • 人間行動進化学研究会 第3回研究発表会(2001年12月15日・16日) 公開シンポジウム『正しく測るとはどういうことか?』 話題提供 : 重田園江(明治大学), 大野裕(慶應義塾大学) 討論者 : 森岡正博(大阪府立大学), 安藤寿康(慶應義塾大学) 司会 : 佐倉統(東京大学), 松原洋子(三菱生命科学研究所)
    • 日本法哲学会1997年度学術大会(1997年11月7日・8日) 統一テーマ : 企画「20世紀の法哲学」 企画分担テーマ : 「生のポリティクス」 司会 : 川本隆史(東北大学) 主報告 : 重田園江「生のポリティクスと新しい権利 フーコーの統治性研究の射程」 コメンテーター : 佐々木允臣(島根大学)

    短文

    • 「長く延びる影-安倍政権が遺したもの」『世界』第972号(2023年8月号)「特集 安倍政治の決算」p.110-113
    • 連載「映画・アクター・ディレクター」季刊『白水社の本棚』連載
      第1回「インド映画の破壊力」(映画『RRR』S.S.ラージャマウリ監督、2022)
      第2回「男らしさの毒について」(映画「マグノリア」ポール・トーマス・アンダーソン監督、1999)
      第3回「『冬冬の夏休み』の舞台を訪ねる」(映画「冬冬の夏休み」侯孝賢監督、1984)
      第4回「「本物じゃない」家族の絆」(映画「カンフー・パンダ」シリーズ、2008〜2016、「グロリア」ジョン・カサヴェテス監督、1980)
      第5回「「ダークナイト」をどうするか」(映画「ダークナイト」2008)
    • 「ポストモダンの後、それから…」『哲学・思想図書総目録2021-2022』(巻頭エッセー、ページなし。表紙がフーコー、ニーチェ、アルチュセール、デリダ、そして重田園江の似顔絵になっています)

    • 「神宮の「杜」を歩く」[東京点描]『東京人』2020年8月号(428号)p.9
    • 「なぜ政治思想を研究するのか」『政治思想学会会報』第45号(2017年12月)pp.1-5
    • 「「隔たり」について」白水社編集部編『パリ同時テロ事件を考える』(白水社、2015年)
    • 「天空の城、リヴァイアサン」『新潮』2014年4月号、pp.218-219
    • 「ナウシカとニヒリズム」『世界思想』2013年春号、pp.14-17
    • 「近代の核心に迫るフーコー」『ちくま』第487号(2011年10月)pp.10-11
    • 「統治から見た近代 ミシェル・フーコーの近代国家像」 『創文』第354号(1994年5月)pp.10-13
    • 「19世紀フランスの統治技術史」 『現代思想』第22巻6号(1994年5月)p.350.

    事典項目・項目執筆

    • 「フーコー」「統治性」野口雅弘・高山裕二編『よくわかる政治思想』(ミネルヴァ書房、2021年4月)
    • 「デュルケム学派」「監獄の誕生」「統治性」『現代フランス哲学・思想事典』(ミネルヴァ書房、近刊)
    • 「統計革命」「連帯」宇野重規他編『社会思想史辞典』(有斐閣、2019年10月)
    • 「統計」 大澤真幸、他編『現代社会学辞典』(弘文堂、2012年11月)
    • 「ミシェル・フーコー」 中野敏男他編『マックス・ヴェーバー事典』(平凡社、近刊)
    • 「ミシェル・フーコー」「エミール・デュルケム」 大庭健・川本隆史他編『現代倫理学事典』(弘文堂、2006年12月)
    • 「経済」「警察」 『哲学・思想翻訳語事典』(論創社、2003年1月)pp.85-87
    • 「貧困」「社会問題」 猪口孝他編『政治学事典』(弘文堂、2000年11月)
    • 「コミュニケーション」「信用・信頼」「コミットメント」 『岩波新・哲学講義6 共に生きる』川本隆史責任編集 岩波書店所収「定義集」(1998年7月)

    選書フェア New

    • ジュンク堂書店池袋店25周年記念フェア「人文学入門の手引き(冊子)」 (2022年9月〜10月)
    • 『ホモ・エコノミクス』刊行記念選書フェア「「経済を回す」に疑問をもったら手にとってほしい20冊」 蔦屋書店代官山店 (2022年3月〜4月)
    • 読売新聞「空想書店」選書 八重洲ブックセンター (2021年4月)
    • 「おもだ書店:現代を深く思想するための30冊」『統治の抗争史』刊行記念フェア in 東京堂書店神田神保町店 (2018年11月〜2019年1月)

    解説

    • 「解説」 山崎正一・串田孫一著『悪魔と裏切者―ルソーとヒューム』(ちくま学芸文庫、2014年11月)
    • 「解説 1.科学思想史としての本書の位置づけ」 『偶然を飼いならす』pp.327-333.

    その他

    • 高等学校教科書『公共』(東京法令出版、2022年度から)共同執筆者
    • 「性を語ることは、ほんとうにタブーなの?」直江清盛編『高校倫理の古典でまなぶ 哲学トレーニング1 人間を理解する』(岩波書店、2016年10月)
    • 「ミシェル・フーコーの真理論」直江清隆・越智貢編『知る』高校倫理からの哲学第3巻(岩波書店、2012年)
    • 「災害と確率・統計」直江清隆・越智貢編『災害に向き合う』高校倫理からの哲学別巻(岩波書店、2012年)
    • 「一九世紀の確率革命」伊藤邦武編『哲学の歴史8 社会の哲学【18-20世紀】』 (中央公論新社、2007年)pp.308-310
    • 「眩暈」(読書アンケート)『哲学の歴史別巻 哲学と哲学史』(中央公論新社、2007年)p.369

    2023年9月現在