ICTメディア編集U 20251024

 

アニメーション作成演習:形状,色などの変化(1)

 

Adobe Animateによる作成演習(教室または自習室での演習用)

現在は,Adobe Animateがインストールされており,これを使用していきます.講義は以下の説明にそって作業を行っていきます。以下の画面説明は,Adobe Flash CS6 Professionalのものであるため,多少の違いがあります.講義中に補足説明をいたします.

 

1) Adobe Animateを起動します.

·         スタートメニューから「Adobe Animate 2024」のフォルダメニューを開き,Adobe Animateを立ち上げてみましょう. 画面は古いバージョンのものです

 

2)まずは,初期画面を確認してみましょう.

3)まずは、新規にファイルを作成し、フレーム上に絵を描いてみましょう.

 

以下のような640×480ピクセルのキャンバス(以下の例は550x400pixel)が開きます。

4)では,ツールを使ってフレーム上に絵を描いてみましょう.

 A.ブラシツールの選択

 

 B.色の選択(赤色)

 

 C.フレームへ四角形を描画(第1フレームのタイムライン上の小さい中抜きの丸印が,描画すると黒丸になる)

 

5)第5フレーム目を選択し,キーフレームを挿入します.単にキーフレームを挿入すると,手前のキーフレームの画像がコピーされて表示されます.

 D.タイムラインの第5フレームを選択

 

 E.キーフレームの挿入.(メニューバーの“タイムライン”の中に“キーフレーム”があります。

   (または、5フレーム目を選択してマウスの右ボタンからのプルアップのメニューからも選択できます。)

 

 F.5フレームがキーフレームとして,第1フレームと同じ画像が挿入される

 

 G.カラーパレットを用いて色を青色に変える

 

6)第15フレーム目を選択し,空白キーフレームを挿入します.この白紙の空白キーフレームに黄色い丸を描いてみてください. 完成したら,再生してみてください.

 H.タイムラインの第15フレームを選択し空白キーフレームを挿入します。( “タイムライン”の中に“空白キーフレーム”があります)

 

 

I.空白キーフレームを挿入します.(マウスの右ボタンを押してメニューからも選択できます)

 

 J.白紙のキーフレームが表示されるはずです.

 

 K.白紙のキーフレームにブラシのツールを用いて黄色い丸を書き入れます.

 

 L.タイムラインで第1フレームを選択し,「Enter」キーを押します.アニメーションが再生されるはずです.メニューバーの「制御」から,「再生」を選択しても,再生が可能です.また,同じプルダウンのメニューの「ムービーのプレビュー」でも見ることができます.

 

結果は,5フレーム,15フレームで画像が切り換わるアニメーションが出来上がったと思います.表示は,タイムラインのウインドウの下部に,「30fps」とあるように1秒あたり30フレームを表示するような設定となっています.右にあるウインドウのドキュメントのタブの中からFPSで、12fpsに変えてみましょう。

 

7)タイムラインのウインドウの第5フレーム目を選択し,このフレームから次のキーフレームまでにAdobe Animateの「トゥイーン」機能を用いて,5フレームの青い四角形と15フレームの黄色い円のモーフィングをさせてみましょう.ここでは,シェイプトゥイーンの機能を用いて,5フレームと15フレームのキーフレームの間を埋める画像をAdobe Animate(Flash)に自動的に生成させます.トゥイーン(Tween)とは,“in-between (アニメーション制作でキーとなる原画を補間した動画を作成していく工程) を短縮した表現です.前回までのPhoto Shopでも使った機能です.

 M.タイムラインの第5フレームを選択し,メニューバーの「挿入」の「シェイプトゥイーン」を選択します.

 

 N.プロパティの中に「トゥイーン」の設定が表示されたことを確認します. 

 

  O.タイムラインの515のフレームを示す部分が薄い緑色に変わり,矢印が示されたと思います.これが「シェイプトゥイーン」が設定されたことを示します.うまくいかない場合には,矢印の部分が,点線となります.

 

出来上がりを再生してきてください.うまく,形状と色の変化がモーフィングされているでしょうか.

 

  P.図にあるように,タイムラインのウインドウ上の「オニオンスキンボタン」で,変化の全体像を見ることができます.タイムラインのフレームのどこからどこまでをフレーム番号上の〔〕で調整して,「シェイプトゥイーン」の部分を見てみましょう. 

 

8)さらに,以下の図のように空白のキーフレームを25フレーム目に挿入し,図形を2つ描いて,シェ−プトゥイーンを設定し,再生してみましょう.

 Q.タイムラインの第25フレームに空白キーフレームをいれ,図形を書きます.

 

 R. 15から25フレームをオニオンスキン機能で見たところです.1つの図形から,2つの図形へ変化させることができています.

 

タイムウインドウの25フレームを選択し,ドラッグして,横に35フレームまで持っていき,ドロップすると,表示フレーム数を増加させることが簡単にできます.再生してみましょう.

 

またもとの25フレームに終了位置をもどしてみましょう.不要なフレームは,shiftキーを押しながらフレームを選択し,マウスの右ボタンでプルダウンのメニューから「フレーム削除」で消去可能です.間のフレームの削除や挿入も、このプルダウンのメニューからできます。

 

8)出来上がったアニメーションをファイルに保存しましょう.保存の形式が以下のように様々にあります.ファイルの特徴や大きさを把握しておきましょう.

 

https://www.adobe.com/jp/products/flashplayer/end-of-life.html

 

 

 S. アニメーションとしてファイルを作成する場合は,ムービーの書き出しを使います.(メニューバーの“書き出し”の中に“ムービーの書き出し”があります)

 

 


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