キャンパス利用者を理工学部学生(大学院生も含む)、農学部学生(大学院生も含む)、理工・農学部教授(助教授・専任講師も含む:以下、教授)、明治大学職員およびその他の方(守衛員・清掃員・図書館職員など:以下、職員およびその他の方)の4つの立場に分類し、共通のアンケートを行った。アンケートの配布は2003年10月下旬に開始し、回答していただき次第アンケートを回収し、2004年1月上旬に調査を終了した。有効回答数は表に示す。
理工学部学生 | 農学部学生 | 教員 | 職員およびその他の方々 | 全体 | |
有効回答数 | 232 | 496 | 77 | 130 | 935 |
@あなたはネコが好きですか?
各回答にポイント(下記:参照)を設定し、立場別および全体の平均値を嗜好度として算出した。
大好き=5 好き=4 普通=3 嫌い=2 大嫌い=1
どこのネコと限定しない質問である。
全体としてネコは好き(3.6)という傾向がみられた。
立場別では学生がネコは好きで、その中でやや農学部学生(3.7)がその傾向は強い傾向を示した。
Aあなたはキャンパス内のネコが好きですか?
各回答にポイント(下記:参照)を設定し、立場別および全体の平均値を嗜好度として算出した。
大好き=5 好き=4 普通=3 嫌い=2 大嫌い=1
キャンパス内のネコと限定した質問である。
全体として、@質問より嗜好度は弱くなった(3.6→3.3)。
立場別では、農学部学生(3.4)、理工学部学生(3.2)、職員およびその他の方(3.0)、教授(2.8)の順でキャンパス内のネコが好きな傾向がみられた。
B普段、キャンパス内のネコについて身の回りの人と会話をしますか?
各回答にポイント(下記:参照)を設定し、立場別および全体の平均値を算出した。
良くする=5 たまにする=4 普通=3 あまりしない=2 全くしない=1
全体として会話を普通にする(3.1)ようだ。
立場別では、農学部生、職員およびその他の方が多く会話をする(それぞれ3.5、3.4)傾向がみられ、逆に理工学部学生、教授はあまり会話をしない(それぞれ2.5、2.4)ことが示された。
全体として、27.9%の人が餌を与えたことが示された。
立場別では、農学部学生、職員およびその他の方が多い(それぞれ35.5%、31.5%)ようで、逆に教授は大半の方が与えたことがない(94.8%)ことが示された。
教授に関しては回答数が少ない(回答数4)ので、結果としては考慮しない。
全体として、2〜4回位(51.2%)が最も多かった。
立場別では、職員およびその他の方が一人あたりの餌を与える回数は多いことが示された。
全体として、多くの人がキャンパス内のネコの数について多い(4.3)と感じていることが示された。
立場別では、大きな違いは示されなかった。
全体として、今後、ネコの数について少し減ってほしい(2.3)と感じていることが示された。
立場別では、度合いの程度に多少の違いはあるが、今後の方向性に違いは示されなかった。
回答が癒し・和みにかなり偏った。
全体として、54%の方が癒し・和みの効果をネコから受けていることが示された。
立場別では、農学部学生がもっとも多く癒し・和みを受けている(65.7%)一方で、教授、職員およびその他の方は比較的癒し・和みを受けている人は少ない(それぞれ37.7%、34.4%)ことが示された。