∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵          応植研ニュース Vol.11 No.5 ∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵ 2006年12月6日発行 〒214-8571 川崎市多摩区東三田1-1-1 明治大学農学部農学科応用植物生態学研究室 編集 倉本宣・菊地哲理・高橋伸明・圓實裕美 URL http://www.isc.meiji.ac.jp/~seitai _/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄  文化祭も終わり研究室は卒論の中間発表に向けて緊張感のある雰 囲気になってきました。  今号の応植ニュースは明治大学生田校舎の文化祭である生明祭で 行われた研究室展示についての報告です。 ■ 生明祭を終えて ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━ 【 ☆人と自然班の学祭☆ 】 4年 小林 悠佳  人と自然班は、学祭にて、竹のものづくりと、里山今昔事情とい うポスターをつくりました。人と自然が関わるところ、体験できる ものということで、竹のものづくりをしよう、ということになり、 竹切りには山下先生にご協力をいただきました。切った竹が縦のま ま宙ぶらりんになってしまい、ショベルカーまで動員して竹をはず していただいたりもしました。丸々とよく育った竹は、6人中5人 が女性の私たちにとって、はじめは一ヶ所切るのも一苦労でした。 一人が切っている間、動かないよう支えたり鋸の扱いに慣れたりと、 次第にコツを掴み、学祭直前には難なく切れるようになっていたと 思います。水鉄砲やぶんぶんごま、輪投げ、ドアチャイムや、簡単 にできて使える青だけふみと竹キャンドルをみんなで作りました。 個人的に、鉈で竹がきれいに割れるのが面白く、また、竹キャンド ルも作るうちにいろいろなアイディアが出てきて面白かったです。 松塚くんは、鋸でできる素敵な透かし彫りを発明していました。里 山に関するポスター作成では、一昔前の里山の絵を中心に置き、水 田・雑木林・竹林について、これまでの利用と現状・問題点等につ いてまとめました。里山の絵は私が担当したのですが、後から言わ なければよかったと思うくらい、絵で表すとなると細部や一昔前の 生活を知らないのだなぁと痛感しました。  当日、私が当番の際に立ち寄ってくださった方々には、青だけふ みや竹とんぼ、輪投げ、水鉄砲等を楽しんでいただけたかと思いま す。少し残念だったのが、他の動物班や植物班の展示についてあま り説明できず、おそらく他の班の人たちもそうだったのではないか ということです。当番は、各班から一人ずつくらいいたほうがよい だろうと思いました。また、植物班と動物班は協働で模型を作って いましたが、3班同士の展示のつながりを考えることができたらよ かっただろうと思います。  竹のものづくり、ポスターは、班のみんなの協力とがんばりがあ って作り上げることができたと思います。ありがとう。他の班のみ んなも、模型や生き物クイズ、よかったと思います。おつかれさま でした! そして、1Fゼミ室にはまだたくさんつくった青竹ふみ があるので、興味ある方はぜひ、あるいは家族や友達へもプレゼン トにどんどん持ってってくださいね〜! 【 生明祭を終えて 】                        4年 橋本和佳子  今年は農学部が創立60周年ということで、農学部全体での研究室 による展示が企画されました。農学部の校舎が特設展示場に変化し、 多くの研究室の展示(ポスター)が一堂に集まりました。  応植研では昨年に引き続き教室展示も行いました。私は植物班の メンバーとなり、植物の展示に関わりました。具体的には、地形模 型の作製とポスターの作成です。地形模型は植物班の5人全員で作 りました。作業はゼミ後などに集まって夜遅くまで行いました。地 形はダンボールで形を作り、色紙を貼り、絵の具を塗って作りまし た。そこに皆の研究対象種である植物の写真や動物のミニチュアを 飾りました。作り出すと結構面白く、皆で楽しみながら作業ができ たと思います。ポスターは一人ひとりが自分の研究テーマを軸に作 りました。それぞれの個性が出ていて良かったと思います。  生明祭が始まると、明大の学生や受験生、親世代の方など色々な 人が展示を見てくださり、とても嬉しかったです。農学部でどんな ことをやっているのか興味を持っている人は必ずいると思います。 もっと多くの研究室で、教室展示が活発に行われたらいいのにと私 は思います。外部の人に農学部や研究室のことを知っていただける 貴重な機会だと思うからです。お互いが情報交換をして、新たな視 点を得たり、研究を見直すきっかけにできたりしたらいいと思いま す。  また、OB会にはたくさんのOB・OGの方々がいらっしゃり、 貴重なお話を伺うことができました。緑地系合同のOB会では、2 人のOBの方々からお話をいただきました。その中で、農学部で学 んだことはどの分野に行っても役に立つ、というようなお話がとて も印象に残っています。これから社会に出ても、農学部の4年間で 学んだことを大切にしていきたいと思います。最後になりましたが、 OB会に参加してくださったOB・OGの皆様、どうもありがとう ございました。この場を借りてお礼を申し上げます。      【 生明祭展示〜ひととみどりの博物館〜 】                        4年 目次 裕介  11月23〜25日、明治大学生田校舎で生明祭(学園祭)が開催され ました。応用植物生態学研究室では、「ひととみどりの博物館」と いう展示を行いました。今回は、来てくれた人が見るだけではなく、 触れたりクイズに答えたりできる「参加型の展示」をテーマに展示 品を作りました。  展示では、それぞれの研究分野と、研究室についての紹介をする ということで「研究室班」「植物班」「動物班」「ひとと自然班」 と4つの分野の班に分かれて、展示品を作りました。トンボの研究 をしている私は「動物ゾーン」の担当となりましたので動物ゾーン の展示品について紹介させていただきます。  動物班では3枚のポスター展示を行いました。 1枚目はそれぞれの研究対象種について簡単に紹介するポスターを 作りました。これから応用植物生態学研究室に入ろうとしている人 達、研究室に興味を持っている人たちに、研究生がどんな生きもの を対象にしているかを知ってもらい、参考にしてもらうためにつく りました。 2枚目は研究室の研究フィールドの一つであリ、明治大学農場予定 地にもなっている黒川にどんな生きものがいるのかのクイズポスタ ーを作りました。ホンドダヌキやオニヤンマ、サワガニなど研究室 ではお馴染みの生きものも最近は簡単には見られなくなってきてい ます。黒川という身近な場所にどんな生きものがいるのか知っても らうことで生きものへの関心を高めてもらえたら良いと思い、製作 しました。 3枚目は最近問題になってきている外来種についてのポスターを作 りました。外来種を逃がしてそれが定着してしまうとどんな不都合 があるのか、問題となっている外来種にはどんな特徴があるのかな どを知ってもらうことで、外来種への注意を呼びかけることを目的 に製作しました。  研究のことを考えるのにどの学年も忙しい時期ではありましたが、 みんなで協力して製作した展示品はなかなかよいものに仕上がり、 本当に製作してよかったと思います。当日も多くの方が訪問してく ださり、興味を持って下さった方がカニやカエルについての質問を してくれたという声も聞くことができました。来客して興味を持っ てくださった皆様、忙しいなか製作に協力してくださった同じ研究 室の方々、本当にありがとうございました。 ■ 先生から ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━ 【 もう、師走ですね 】                                倉本 宣  10月には生田緑地の親子自然教室、11月には石ころがつくる自然 シンポジウムと生明祭の展示、12月には黒川青少年野外活動センタ ーで学生部のM-NAVIプログラム「里山ボランティア」と、忙しく活 動が続き、気がつくと師走になっていました。  2年生の入室が決まり、11名の希望がありましたが、今年度の研 究室の定員にしたがって、男子5名、女子3名の8名が入室すること になりました。12月5日に研究室に集まってもらって、それぞれの テーマに応じて書いた私からのメッセージを手渡しました。この学 年は担当の実験がなく授業も少なかったので、新鮮な刺激の下で、 これから新しいテーマを見つけたり、視野を広げたりすることが期 待されます。  研究室の4年生は12月11日が卒論中間発表会です。今年はM2がい ないので少し楽かもしれませんが、卒論発表会まで忙しくなる一方 です。  忙しがってばかりもいられないので3年生の圓實さんや大原さん と多摩川に種子を採集しにでかけています。ハリエンジュの果実は もうすっかり落ちてしまっていて、落ちた豆果を拾っています。圓 實さんが健全な種子をより分けたところ、大部分がゾウムシの幼虫 に食われていて、健全なものはほんのわずかでした。大原さんには キササゲの果実を採ってもらったのですが、こちらはまだいくらで も採れました。ただし、キササゲの果実はお化けみたいでちょっと 気味が悪いものです。                    _/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄  いつも応植研ニュースをご覧いただき、ありがとうございます。 応植研ニュースはメーラーやブラウザの表示をMSゴシックなどの等 幅フォントに設定していただくと、見やすくご覧いただくことがで きます。  これからも応用植物生態学研究室をどうぞよろしくお願いいたし ます。また、新聞係へのご意見やご質問などございましたら、下記 のメールアドレスまでお寄せ下さいますよう宜しくお願いいたしま す。 応用植物生態学研究室 新聞係 ohshokunews-request@mail.goo.ne.jp  また過去の応植ニュースや研究室の情報などを応用植物生態学研 究室のHPに更新していますので、下記のURLからご覧ください 。 L.A.P.E. 応用植物生態学研究室             http://www.isc.meiji.ac.jp/~seitai/