-------------------------------------------------------- ============= 応植研ニュースVol.11 No.1 ============= -------------------------------------------------------- 2006年05月02日発行 〒214-8571 川崎市多摩区東三田1-1-1 明治大学農学部農学科応用植物生態学研究室 編集 倉本宣・菊地哲理・高橋伸明・圓實裕美 URL http://www.isc.meiji.ac.jp/~seitai 【3年生の自己紹介文】  今年応植研に入室した3年生の自己紹介文です。  こんにちは。ワタクシは農学部農学科応用植物生態学研究室3年部 員、大原尚子です。よろしくお願いします!出身は神奈川県。出身 高等学校は…。と、サークル風はここまでにしまして、最近の目標 は「大きな人になる!(あらゆる面で)」です。また、何に対して も興味だけは持ってしまうので、それが少しでも自分の血と肉にな るようにしたいです。何かとバタバタしていると思いますが、ご指 導のほどよろしくお願いします。  3年・榎本大輔。性格:破天荒、寂しがり屋。趣味:旅(夢は全 国制覇)特技:おいしいパスタを作ること。応植でしたいこと:黒 川における環境教育。  3年2組9番圓實裕美、昭和60年7月生まれのB型です。ぼんやりした 性格をしています。多摩ニュータウンに住んでいて、身近な環境や 里山について興味があります。どうぞ宜しくお願いします。  初めまして、新三年の笹目です。目がたれてます。自転車ツーリン グサークルに所属しているので、よく野山を駆け回って自然と戯れ ながら、こんなにちっぽけな人間が自然のために何かできたらすご い!と思ってます。よろしくお願いします☆  3年高橋伸明です。静岡県出身で富士山を見ながら育ちました。で もまだ一回も登ったことありません。映画が好きで週末は必ず一本 観ています。研究室では植物をやりたいと思っています。 農学部農学科3年の永井佑佳です。 中学はソフトボール部、高校は美術部。雪の中で育ちました。 高校の頃から環境問題に、大学で生態系に興味を持ち始め、応植研 を希望しました。 音楽・アロマ・読書・小鳥・空・公園散歩・楽しい雰囲気などなど ...が好き。かなりマ イペースですが、自然環境の事を考えながら一生懸命頑張りたいと 思います!ので、よろしくお願い致します!! 長尾圭祐です。岐阜県の下呂温泉のある下呂市出身です。趣味はあ りません。それは応植の研究に集中するためです。研究は森林のこ とをやろうと考えています。よろしくお願いします。  今年度、入室させていただいた松塚 浩です。高校時代に登山をや っていました(^^)旅行が好きで、北海道旅行は6年連続記録を更新し 続けています!性格はわりとマメで字もキレイな方ですが、友人に よると自分自身、数々の小ネタ&武勇伝を持ち合わせているようです (^^;そして狙ってるつもりはないのですが、よくコケます(笑)残り 2年間の貴重な大学生活を有意義に過ごしたいと思いますので、今後 ともよろしくお願いします!  こんにちは,山本絵美です。私は近頃リラックスするための色々 な演出に凝ってます。アロマやヒーリングミュージックなど色々試 してます。歌の無い音楽ではS.E.N.Sが好きです。今年の抱負は「 物をしっかり考える」ということです。どうぞよろしくお願いしま す。  米山雄三です。里山とか雑木林に興味があってこの研究室に入りま した。都市の中にある緑・植物を調べてみようと思っています。よ ろしくお願いします。 【市民科学への夢】 市民科学への招待                           倉本 宣  研究室の岡田久子さんにカワラノギクプロジェクトを学部間共通 総合講座「理系のためのボランティア入門」で紹介していただいた。 その前の打ち合わせで、岡田さんのパワーポイントをみながら話を していて、自分は市民のための科学を研究したかったのだと言うこ とを思い出した。  今から25年前、私は東京都板橋区の高島平団地の南側、四葉二丁 目土地区画整理事業の反対運動と、都立赤塚公園大門地区にニリン ソウを中心とした野草を残す活動に参加していた。ニリンソウの生 育に強い光が必要なことを庇陰格子のなかでニリンソウを栽培して 明らかにしたり、野外でニリンソウの光と被度の間に関係があるこ とをみつけたりして、東京都にデータに基づく公園の整備を行って もらうことができた。  当時、私は理学部の植物学教室の生態学研究室の博士課程に在籍 していたので、研究にはオリジナリティーが必要で、普遍性のある 研究ほど価値が高いと教えられていた。このような研究を最先端の 研究と呼ぶことにしよう。  ニリンソウの保全で行ったことは植物生態学者なら知っているよ うな知識に基づいていたものの、一緒に活動した市民にはおもしろ がってもらえたし、東京都に対しての説得力もあった。私はこうい う科学もあるのかと思った。このような研究を市民のための科学と 呼ぶことにしよう。ニリンソウの研究は、最先端の研究を市民に使 いこなせるように加工したものであり、オリジナリティーが高いと はいえないかもしれない。でも、一緒に活動する市民や対象とする 自然はその都度違っているので、対象のオリジナリティーはあるだ ろうし、市民に理解してもらったり、使いこなしてもらったりする 過程での方法論などにもオリジナリティーがあるだろう。そのうえ、 市民のための科学は、市民と科学を結びつける役割を持っている。 最先端の科学ばかりでは、市民が科学の恩恵を感じる機会は少ない。 市民のための科学に接して、はじめて市民は科学がどのようなもの かを理解することができるのではないだろうか。したがって、科学 の世界の中では、最先端の科学も大事だが、市民のための科学も大 事にしなければならない。  それ以来、私は市民のための科学と、最先端の科学を使い分けて、 研究を行ってきた。市民のための研究には伊豆大島の裏砂漠の自然 や噴火後の植生の回復についての研究があり、最先端の研究にはカ ワラノギクの保全生物学的研究がある。そして、明治大学に移って からは、学生との関係もあって、最先端の研究を志すことが多くな った。研究室の学生に対する教育としては、最先端の科学を見に付 けてもらうことに重点を置いてきたからである。ところで、2005年 度から農場予定地のある黒川で保全教育の研究をしようと考えて1 年余りが過ぎたところで、教育の研究では市民のための研究(この 場合の市民には学生も含む)をすれば良いのではないかと考えるよ うになった。そこで研究室の学生の研究にも市民のための科学の研 究が見られるようになることを望んでいる。(2006.4.28) 【2006年度の予定表  応用植物生態学研究室】 4月9日 黒川教職員組合ハイキング 5月14日 小石川植物園(ゼミの補講) 20-22日 日本造園学会大会(大阪) 28日 千葉県立中央博物館(ゼミの補講) 6月16-18日 ICLEE(大阪) 7月 定期試験 8月 ゼミ合宿   18-20日 日本環境教育学会大会(札幌) 9月15-16日 日本緑化工学会大会(前日は準備)(駿河台)      緑化工学会学生セッション 10月未定 今泉みね子氏講演会   未定 M-Navi黒川ハイキング(学生課行事) 11月未定 砂礫地ネットワークシンポジウム(柴田、野村、岡田、倉 本)   24-26日 生明祭研究室展示 12月未定 セミナー 1月20-21日 センター入試    定期試験 2月5日 統一入学試験   15日 一般入学試験 3月19-23日 日本生態学会大会(松山)   26日 卒業式 --------------------------------------------------------  いつも応植研ニュースをご覧いただき、ありがとうございます。 応植研ニュースはメーラーやブラウザの表示をMSゴシックなどの等 幅フォントに設定していただくと、見やすくご覧いただくことがで きます。  新聞係は今年もよりよい応植研ニュースを目指し、新3年生とと もに歩んでいこうと考えております。これからも応用植物生態学研 究室をどうぞよろしくお願いいたします。 応用植物生態学研究室 新聞係