---------------------------------------------------------------------- ==================== 応植研ニュースVol.10 No.1 ==================== ----------------------------------------------------------------------           2005年4月28日発行          〒214-8571 川崎市多摩区東三田1-1-1           明治大学農学部農学科応用植物生態学研究室           編集 倉本宣・阿南一穂・菊地哲理 【先生のひとこと】  里山からみえるもの  応用植物生態学研究室は新3年生9名が加わって、全員で29名の大所帯となりました。川崎市麻生区黒川の里山のまん中に農場ができるので、農場予定地やその周囲の自然を調べ、この地域をフィールドにして研究を展開しようとしています。そのひとつは、「黒川エクスカーション」で、ポストドクトラル研究員の細木大輔さんを指導者にして農場の植物を勉強しています。もうひとつは科学研究費で「都市近郊の大学農場とその周辺の里山を活用した保全教育の展開」が採択されたので、黒川をフィールドにして、研究室の研究を展開してみようとしています。ここで、研究室の研究というのは、この研究室では個人単位で研究を進めているのですが、個人の研究ではなく研究室全体で進めていく研究という意味です。今年度の研究室ニュースでは、黒川の里山を通して何がみえるかを書いてみたいと考えています。  今の3年生が2年生のときに行った実習も黒川で里山をみることが中心になっていました。「3年生は里山が好き」と思って対応しているのですが、果たしてそのとおりでしょうか。 倉本 宣 ---------------------------------------------------------------------- 【新メンバー紹介】 新しく研究室のメンバーに加わった客員研究員1名と3年生9名に自己紹介を書いてもらいましたので掲載します。 <客員研究員> ・ 岡田 久子  河川特有の不安定な環境変動により川は見る度に違う流況を私たちに見せてくれます。河川の底質は岩盤、礫石、砂泥堆積物などさまざまな素材で構成されており、その河床環境に適応して多様な生活型をもつ付着藻類群集が発達します。私はこれまで、河床付着藻類の分布とそれに関与する環境要因を明らかにするため、特に底質環境の不安定性に着目して研究を進めてきました。本研究室でカワラノギクの生息場所である河原の底質も対象にすることで、より大きな観点で河川環境を研究していけることを楽しみにしています。 <学部3年生> ・ 大橋 賢  こんにちは。大橋賢(まさる)です。自己紹介をさせていただきます!自分は明治大学 農学部 農学科 3年1組11番 大橋 賢であります!出身県は埼玉県!出身高等学校は私立東京農業大学第三高等学校であります!趣味はバドミントン(生田バドミントン同好会に所属しています)と木を見ること、音楽を聞くこと(JANNE DA ARCが好きです)食べ物は特に嫌いなものはないです!抱負はいろんな意味で素晴らしいゼミ生活を送ることです!以上です! ・ 菊地 哲理  僕の名前は「てつり」と読みますが、学部4年生の植松拓理(ひろまさ)さんのニックネーム「たくり」と何気なく似ているので、早速研究室のロッカーの名前の上にたくりとふり仮名をふられてしまいました。趣味は寝ること、特技はピアノが弾けることです。とはいえ、ピアノソナタを数曲弾いたところで習うのをやめてしまったので、レベルは人並みというところでしょうか。ほかの人と一味違うのは、農業高校出身ということです。おかげで専門分野には多少強かったのですが、この研究室ではその差がすぐに埋まってしまいそうです。落ちこぼれないようがんばります。 ・ 小林 悠佳  小林悠佳です。これで「はるか」と読みます。「悠」一文字でもはるかと読めますが、父が二文字の名前がよくて「佳」をつけました。自分でも気に入っている名前です。好きなこと・ものは、絵を観ること・絵を描くこと・歌を歌うこと・外国語を話すこと・歩くこと・見知らぬ土地へ行くこと・実家の周辺の景色です。特技は、字がうまいとよく言われるので、そうなのかもしれません。もう少し、時間に余裕を持って、ゆとりのある生活をしたいなというのが今の目標ですが、今でも毎日楽しく過ごせているので、まずそれに感謝すべきなのかもしれません。 ・ 坂田 久幸  僕は福岡出身で、比較的安逸な日々を送っています。画家ではダリ、作家は村上龍・春樹、音楽家はジョン・フルシアンテ、サン・ラが好きです。先日、福岡で大きな地震がありましたが、以前は神戸に住んでいて阪神大震災も経験しています。どーも僕が住んでいる所では大きな地震が起きるようです。そして今は都内に住んでいるので…?!皆さんも地震には気を付けて下さい。備えあれば、憂いなしです。 ・ 庄下 将志  改めまして、庄下将志です。三重出身、背が高い、魚好き、と三拍子揃っています。やっと研究室に気負いなく入れるようになりました。ゼミの雰囲気にはまだ難しくて慣れていませんが、先輩の発表が聞けるいい機会だと思っています。これからもっともっと知識を吸収していきたいです。体を動かすことが好きなので調査などにはぜひ連れていってください。あと何かのスポーツ企画があるとうれしいです。 ・ 鈴木 敏弘  最近引っ越しました。今でさえ2時間弱かかっていたのに、さらに遠くへ引っ越しました。2時間半弱かかります(笑)定期代3か月、学割きかなかったら11万ぐらいです(^_^;)それでも一人暮らしせずに通います。こうなったら意地です。まぁ、本当のところをいうと中学受験して私立に6年間、1浪して私立、しかも理系に4年間の親不孝ものなので、親に強く言えないのが現状なんですけど。まずは早起きを頑張ります。 ・ 橋本 和佳子  私は1984年5月12日生まれの牡牛座で血液型はB型、マイペースな人間です。スピッツの音楽が好きで、最近は「スーベニア」というアルバムをよく聴いています。スピッツのCDは結構持っていると思うので興味のある方はお貸しします。あとドイツ語に興味があって今年度土曜に授業を入れてしまいました。予習に時間がかかるのでちょっと辛いなと思っているところです。こんな感じの人ですが、よろしくお願いします。 ・ 羽鳥 祐子  こんにちは、はじめまして、3年羽鳥祐子です。  最近面白かったこと。やはり4月23,24日に代々木公園で行われた「earth day東京 2005」!地球・世界・環境・農業・衣食住・生などをテーマにしたイベント。私がよく参加しているNPO団体も出展していたのでお手伝いがてら遊びに行ってきました。忌野清志郎の生ライブもあってかなり楽しかったです!  最近ほしいもの。やはりバイク!3月に連続教習で、自動車と自動二輪の免許を取ってきたばかりなので、今一番乗りたい時期。それに、これから一番乗るのに気持ちがいい時期なので、手に入れたくて仕方ありません。そしたら、是非一緒にツーリングに行きましょう! ・ 目次 裕介  今年度新しく応植に入室した目次裕介です。僕がこの研究室でやりたいと思っていることはトンボの保全についてです。他に少し興味があるのはビオトープでトンボの保全と関連付けて学べたらいいと思っています。  得意な事でもないですが一応バスケをやっていました。今はMCTCという体同連に入っていて、長期休暇には自転車で地方を走ったりしています。今年の夏は北海道に行きます。もしどこかお勧めの場所があったら教えて下さい。  これからよろしくお願いします。 ----------------------------------------------------------------------- 【本の紹介】 ポストドクトラル研究員 細木大輔 東大で教えた社会人学 草間俊介・畑村洋太郎 文藝春秋 ISBN4-16-366580-3 \1,400  私が以前から探していた類の本を見つけたので、ここで紹介したいと思います。  この本の内容は、元東大教授の畑村先生の依頼により草間氏が東京大学工学部機械科で行った講座「産業総論」の講義に基づいたものです。筆者の草間氏は東京大学工学部出身で、卒業後は商社マンとして働き、現在は会社を経営されている方です。畑村先生は「失敗学」を提唱した先生で、名前だけでもご存じの方は多いでしょう。この本には日本の実社会の中で生きていくために必要な基礎知識がとりまとめられています。社会経済、会社組織、就職、転職、税金、そして社会における理科系人間の特質、はたまた結婚、保険、住宅取得から借金のことにいたるまで、若い世代がこれからの人生を設計するために役立つ知恵が詰まっています。非常に読みやすい文章には実社会の『暗黙知』が濃く抽出されており、有意義な人生を歩みたいと思う若者が読むに値する本だと思います。また、設計した人生の前半を歩んでいる人にとっても、設計を見直し新たなアクションを企画する良い参考書になると思います。 主な内容 ・ なぜ働くのか?−人生年表で考える ・ 「就社」ではなく「就職」せよ ・ 就職活動における有価証券報告書の活用法 ・ 転職のタイミング ・ 理系と文系の本当の差とは ・ 人生とお金 ----------------------------------------------------------------------- 【これからの予定】 5月7日(土)10小田急江ノ島線桜ヶ丘駅改札口集合 生田緑地雑木林勉強会 久田緑地とつるま自然の森に行きます。 5月8日(日)日向山うるわし会との懇談会 植生管理計画について考えます。 5月14日15日(土)(日)造園学会全国大会 東京大学農学部にて 5月16日(月)造園学会分科会 フィオーレ東京(地下鉄東新宿駅前)  生態工学分科会「エコロジカルマネジメントシステム」は14:30-17 5月21日(土)目黒区駒場野公園、公園にかかわる市民団体とのお話 5月28日(土)カワラノギクプロジェクト 実生の定着状況調査 6月4日5日25日26日 カワラノギクプロジェクト 選択的除草  雨でない日2日間の予定です。 人手がたくさん必要なのでよろしくお願いします。 【募  集】  生田緑地で活動している「雑木林を育てる会」のホームページを作ってくれる学生を探しています。やってくれる人は倉本まで。 【お知らせ】  エキープ・エスパスの峰岸さんがLIVE PLAZA ポランというアートサロンを多摩センターに作り、オープニング企画彫刻5人展を4/29-5/9のあいだ開催します。 問い合わせ ***-****-****(峰岸) ----------------------------------------------------------------------  いつも応植研ニュースをご覧下さいまして、ありがとうございます。昨年度に引き続き今年度も、「見やすい・読みやすい・読んで楽しい」をモットーに、よりよい応植研ニュースを作っていけるように努力いたします。皆様のリクエストにお応えするためにも、お気軽にご意見ご感想などをお寄せいただければ幸いです。今後とも応植研ニュースを宜しくお願いいたします。 応用植物生態学研究室 新聞係