1950年代前半におけるコンピュータの機種別累積設置台数の歴史的推移

機  種  名 1950 1951 1952 1953 1954 1955 1956
6 12 6 12 6 12 6 12 6 12 6 12 6 12
非商用コンビュ一夕
(実験室用コンピュータ)
4 6 9 11 17 20 33 39 45 47 49 49 50 51
UNIVAC-1     1 1 3 4 6 7 10 14 19 26 32 39
CRC-102         1 3 6 11 14 16 18 20 22 24
IBM-701(国防計算機)             1 4 8 12 16 19 19 19
MINIAC               1 2 2 2 2 3 3
UNIVAC-Scientific               1 2 3 5 10 14 19
ALWAC                 1 2 3 4 5 6
ELECOM-120                 2 3 4 5 6 6
DATATRON                   7 13 20 34 56
IBM-650                   1 72 184 351 566
IBM-702                   3 10 14 14
BENDIX G-15                     1 4 10 25
ELECOM-125                       1 2 3
IBM-704                       1 17 32
IBM-705                         13 38
READIX                         1 4
LGP-30                           7
BIZMAC                           2
MONROBOT-MU                           1
合計 4 6 10 12 21 27 46 64 84 107 205 355 593 915

[原出所]日本電子工業振興協会『米国の電子計算機工業(前編)』1959年11月,46ページ,第17表
[引用]坂本和一(1985)『IBM』ミネルヴァ書房,p.100の表3-1


アメリカにおけるコンピュータ産業の成長(1955−65年)
 (金額単位:100万ドル,台数単位

出荷台数 稼動台数 出荷金額 稼動金額
1955 145 244 63 177
1956 550 746 156 324
1957 850 1,500 240 547
1958 1,180 2,550 395 923
1959 1,395 3,810 495 1,390
1960 1,790 5,400 590 1,937
1961 2,700 7,550 880 2,715
1962 3,470 9,900 1,090 3,620
1963 4,200 12,850 1,300 4,720
1964 1,600 18,200 1,670 6,105
1965 5,350 23,200 1,770 7,655

[原出所]日本電子工業振興協会『最近の海外電子計算機市場の動向』第2集,1967年7月,7ページ
[引用] 坂本(1985)『IBM』ミネルヴァ書房,p.100


IBMの計算機関連Webページ

IBM701
IBM701に関しては下記のIBM社のWebページから数多くの資料が入手できるようになっており、とても参考になる。
IBM Archives,"A notable first: The IBM 701"
http://www-1.ibm.com/ibm/history/exhibits/701/701_intro.html


IBM650
http://www.mta.ca/~amiller/ibm650/ibm650.htmは、IBM650は「パーソナルコンピュータの最も古い原型(the earliest ancestor of the personal computer)」としてコンピュータ史において独自の位置を占めていると、している。というのも、IBM650以前のコンピュータ開発においては、新しく開発される機種は先行するコンピュータよりも計算能力が高いことをターゲットに開発されるのが一般的であった。これに対して、IBM650は「手ごろな価格(affordable)で使いやすい」ということを目標に設計されていたからである。実際、1950年代後半に利用可能であった他の機種と比べれば、IBM650は、「安い」(約50万ドルという価格)、「小さい」(一つの部屋の中に収まる)、「ユーザーフレンドリーである」(2進法ではなく10進法でプログラムできた)という特徴を持っていた

IBM650の販売台数は、約2000台であった。(http://www.mta.ca/~amiller/ibm650/ibm650.htm

IBM650に関しては下記のcolunmbia大学のWebページにわかりやすい写真や解説がある。。
http://www.columbia.edu/acis/history/650.html

IBM 650に関する解説は下記Webページもとても参考になる。
http://www.mta.ca/~amiller/ibm650/ibm650.htm
http://www-8.ibm.com/au/70years/more_detail/1953.html

IBM650に関しては下記のIBM社のWebページから数多くの資料が入手できるようになっており、とても参考になる。
IBM Archives,"650 Reference room"
http://www-1.ibm.com/ibm/history/exhibits/650/650_room.html