眼振補正装置の開発

ある一点を見つめようとしても、眼球が非随意的に動いてしまい、見る対象がかすむ症状を眼振とよびます。この眼振を機械的に補正しようとする装置を開発しています。アイカメラで眼球の運動を捉え、その運動をキャンセルするように、眼前にあるミラーを動かします。こうすることで、視線を動かしても常に同じ所が見えるようになります。眼振のある患者さんの視力回復に貢献することが目標です。


装置の全景。左下にあるカメラで眼球の運動を捉えます。

眼前にある複数のミラーを、コンピュータ制御によるガルバノモータで動かします。

 
瞳孔の中心を画像処理にてリアルタイムで計測し、ガルバノモータへ制御信号を送ります。