注意事項

1. 実験の意義と目的

2. 実験を行う場合の注意事項

3. 細かい注意

4. 実験レポートの書き方

4.1 実験レポートの基本構成
  1. 実験の目的
    どのような目的でこの実験を行うのかを要領よく書く.
  2. 実験装置・使用器具
    実験装置の配置図,使用器具の略図,名称,測定対象物などをまとめる.必要ならばそれらの取り扱いの説明を書き加える.
  3. 実験方法の説明
    実験の順序,測定の方法などをまとめる.
  4. 実験結果の整理
    実験の測定値,計算式と計算値,数表,グラフなどを書く.
  5. 考察あるいは検討
    実験結果の数表,グラフ,測定値などに対する考察あるいは検討を行う.実験の結果,何がわかったか,それはなぜか,原因は何か, といったことを詳細に考察する.これは実験レポートの中で最も重要な部分である.
  6. 結論
    本実験の目的に対していかなる結論が得られたかを書く.
  7. 参考資料
    実験レポートをまとめる上で調査研究した文献その他の参考資料を書く.
  8. その他
    実験に対する感想,反省,希望など.
4.2 実験レポートに関する細かい注意 4.3 引用文献の書き方
 引用文献の書き方は学会によっていくぶん異なるが,大きな違いはない.ここでは、日本機械学会の方式を例示する.実験レポートに引用文献をあげるときは,この例を参考にすること.
  1. 単行本の場合
    著者名,書名,(発行年),出版社,ページ
    例: 嘉内秀明・小林博明・江源信郎・小野 浩,動的システムの解析と制御,(1991),コロナ社,p.63.
  2. 雑誌の場合
    著者名,論文題目,雑誌名,巻,号(発行年),ページ
    例: 武捨貴昭・熊沢達也,遺伝的アルゴリズムを用いた最適制振の検討, 日本機械学会論文集,67巻657号(2001),pp.1297-1302.