bit、Byte、その他情報量の単位
ICTでは8 bitの情報をひとまとめにして1 Byteと呼び、1 Bと表記する。たとえばstep14で扱う文字コード(ASCIIコード、Shift-JISコードなど)は、それぞれ1文字につき1 Bまたは2 Bの情報であり、一般に2桁または4桁の16進数で表記される。
Bに定数倍を表す接頭辞をつけることで、より大きな情報量の単位が作られる。ファイルのサイズや、記憶装置/メディアの容量などは、これらの単位で表現される。
- 1 KB(キロバイトまたはケーバイト) 1024(210) BYTE
- 1 MB(メガバイト) 1048576(220) BYTE
- 1 GB(ギガバイト) 1073741824(230) BYTE
- 1 TB(テラバイト) 240 BYTE
- 1 PB(ペタバイト) 250 BYTE
などの単位が使われている。
ただし、これらの値は慣用値で、KやMやGという接頭辞が、普通の単位系(KG、KMなど)と同様の1000(103)倍ごとでないことが、昔から混乱の元であった。そこで国際電気標準会議(IEC)は1998年に上記の値をそれぞれ
- 1 Kib(キビバイト)
- 1 Mib(メビバイト)
- 1 Gib(ギビバイト)
- 1 Tib(テビバイト)
- 1 Pib(ペビバイト)
などと呼称を改め(2進接頭辞方式という)、以前の呼称は1000(103)倍の開きに戻すことを提案したが、すでに広く流通している単位の意味を変更するのは現実的でなかったと見え、20年後の現在も広まってはいない。
その他、主に英語圏では、
- 1 WORD(ワード) 2 BYTE
- 1 DWORD(ダブルワード) 4 BYTE
- 1 QWORD(クワッドワード) 8 BYTE
などの単位も、よく使われる。