step03 教科書によるMS Access応用編ツアー

このstepは、図3-1に示す教科書を利用して、MS Accessについて、【基礎編】よりも進んだ機能を学び、ビジネスレベルのデータベースを構築・運用できるスキルを身につけてもらう※1。具体的には、クエリ、フォーム、レポートという、3種類のデータベース・オブジェクトについて、まだ学習していない設計(デザイン)を行う(テーブルについては、【基礎】の教科書で習得済として、ここでは扱っていない)。
また、ビジネスレベルのデータベースを実運用する場合に必要となる、第5のデータベースオブジェクト、すなわちマクロについても学ぶ。マクロは、Accessの各機能を自動的に呼び出す簡単なプログラミング言語だと思えば近い。より複雑な操作を自動化する、第6のデータベース・オブジェクト、すなわちモジュールについては、省略する。

1 山之口 洋のデータベース講座【基礎編】の到達目標は、皆さんが自分で発想したデータベースを、Accessを用いて設計・利用できることであった。これに対し、【応用編】の到達目標は、たとえば皆さんが就職した組織で、データベース管理者に任命されたとして、その職務を遂行できることである。データベースの習得は必ずしも容易ではないが、1年間(と言ってもわずか27時間だ)順序立てて学習すれば、そこまでのレベルに到達できるのである。

図3-1: この講座で使用する教科書

この教科書の実習用データベースはこのリンクからダウンロードすること。