情報処理・演習2


授業の概要・目的

 本科目は,「学習教育目標(D)専門技術教育(情報と計測・制御)」の達成に必要な必修科目である。
 情報処理・演習1に引き続き C 言語によるプログラミングを,実際に計算機を利用しながら演習を行うことにより習得することを目的とする。本授業では,C 言語を学習する上で重要となるポインタを理解し,関数を定義・利用することができるようになることを目的とする。また,データをファイルから読みこみ,演算を行い,結果をファイルに保存する一連のデータ処理プログラムを作成できるようになることを目的とする。

演習内容

[第1回] 情報処理・演習1の復習
[第2回] 文字と文字列
[第3〜4回] 関数の作成と利用
[第5回] ポインタ
[第6〜7回] 関数とポインタ
[第8回] グラフィックスプログラミング
[第9〜10回] 関数を用いたプログラミング演習
[第11〜12回] ファイル入出力

履修の注意点

情報処理1,情報処理・演習1の履修を終えていることが望ましい.

教科書

特に指定しない.必要な資料はWebにて配布.

参考書

高橋麻奈著「やさしいC」ソフトバンク

成績評価の方法

演習(20%)と テスト(80%:中間30%,期末50%)により評価.


第1回:リハビリ(情報処理・演習1の復習)

情報処理・演習1では,コンピュータの仕組みと,プログラミング言語Cの基本を学んだ.

情報処理・演習2では,

を中心に演習を行う.

今日は,復習のために,演習1の期末試験の問題を実際にプログラミングし,コンパイル・実行してみよう.


演習課題

(1)何時間,何分,何秒と3つの整数をキーボードから入力すると,秒数に換算して画面に表示するプログラムを 作りなさい.(例えば時間,分,秒をそれぞれ 1,30,15と順次入力すると,5415秒と画面に表示する.)

(2)テストの点数(0点から100点の整数)をキーボードから入力し,その値によって以下の通り,S,A,B,C,Fを画面に表示するプログラムを組め.また,データは配列に格納し,その平均値を画面に表示できるようにすること.

点数 評価
90点以上 S
80点以上90点未満 A
70点以上80点未満 B
60点以上70点未満 C
60点未満 F

 

上記の課題プログラムを作成・コンパイル・実行し,一連の操作を思い出す。
うまく動いたら,それぞれのソースコードを配布した用紙に手書きし提出する。
学年,組,番号,氏名の記入を忘れないこと!

 

(挑戦) (1)(2)が,楽々できた人は,10進数を入力すると2進数に変換して表示するプログラムを作成しよう。