情報処理・演習2


授業の概要・目的

 本科目は,「学習教育目標(D)専門技術教育(情報と計測・制御)」の達成に必要な必修科目である。
 情報処理・演習1に引き続き C 言語によるプログラミングを,実際に計算機を利用しながら演習を行うことにより習得することを目的とする。本授業では,C 言語を学習する上で重要となるポインタを理解し,関数を定義・利用することができるようになることを目的とする。また,データをファイルから読みこみ,演算を行い,結果をファイルに保存する一連のデータ処理プログラムを作成できるようになることを目的とする。

演習内容

[第1回] 情報処理・演習1の復習
[第2回] 文字と文字列
[第3〜4回] 関数の作成と利用
[第5回] ポインタ
[第6〜7回] 関数とポインタ
[第8回] グラフィックスプログラミング
[第9〜10回] 関数を用いたプログラミング演習
[第11〜12回] ファイル入出力

履修の注意点

情報処理1,情報処理・演習1の履修を終えていることが望ましい.

教科書

特に指定しない.必要な資料はWebにて配布.

参考書

高橋麻奈著「やさしいC」ソフトバンク

成績評価の方法

演習(50%)と テスト(50%)により評価.


第1回:リハビリ(情報処理・演習1の復習)

情報処理・演習1では,コンピュータの仕組みと,プログラミング言語Cの基本を学んだ.

情報処理・演習2では,

を中心に演習を行う.

今日は,復習のために,演習1の期末試験の問題を実際にプログラミングし,コンパイル・実行してみよう.


演習課題

(1)ヤード・ポンド法における長さの単位であるマイルは、陸上の距離では1マイル=1,609.344メートル、海上や空中では1マイル=1,852メートル(海里と表記)である。1キロメートルから100キロメートルまで1キロメートル毎の、キロメートルとマイル、キロメートルと海里の関係を画面に表示するプログラムを作成せよ。

(2)100個の整数を大きい順にキーボードから入力すると、100個の値それぞれの順位と平均値との差を表示するプログラムを作成せよ。順位は、同点の場合同じ順位とし、同点の数だけ以降の順位を繰り下げるものとする。平均値との差は、平均値より大きい場合は正の値、小さい場合は負の値となるようにする。


        表示例:
          平均値:60.7
          順位:1 値:100 差:39.3
          順位:2 値:97 差:36.3
          順位:2 値:97 差:36.3
          順位:4 値:95 差:34.3
          ....

上記の課題プログラムを作成・コンパイル・実行し,一連の操作を思い出す。
うまく動いたら,それぞれのソースコードを配布した用紙に手書きし提出する。
学年,組,番号,氏名の記入を忘れないこと!