情報処理・演習2


授業の概要・目的

 情報処理・演習1に引き続き,C言語によるプログラミングを実際に計算機を利用しながら演習を行うことにより習得することを目的とする.
本授業では様々なデータ構造,特に「配列」について学ぶ.
また関数を利用・作成し,計算・演算結果をファイルに保存したり,逆にファイルからデータを読みこむことができるようになることを目的とする.

演習内容

[第1回]  前期の復習
[第2-4回] 配列とポインタ
[第5-8回] 関数
[第9-13回] ファイル入出力・グラフィックス
[第14回]  まとめ

履修の注意点

情報処理,情報処理・演習1の履修を終えていることが望ましい.

教科書

特に指定しない.必要な資料はWebにて配布.

参考書

高橋麻奈著「やさしいC」ソフトバンク

成績評価の方法

演習(20%)と学期末テスト(80%)により評価.


第1回:前期復習

情報処理・演習1(前期)では,プログラミング言語Cの基本を学んだ.

情報処理・演習2(後期)では,

を中心に演習を行う.

今日は,前期の復習のために,演習1の期末試験の問題を実際にプログラミングし,コンパイル・実行してみよう.


演習課題

(1)温度目盛りの一つである華氏(ファーレンハイト度)は,水の融点を32度,水の沸点を212度としている.日本で一般に用いられる温度目盛り摂氏(セルシウス度)で温度をキーボードから入力すると(実数で入力),華氏に換算して画面に表示するプログラムを作成せよ.

(2)キーボードから二つの整数a,bを入力すると,どちらがどれだけ大きいか,もしくは,等しい,を表示するプログラムを作成せよ.

(3)次のアルゴリズムに従うプログラムを作成しなさい.
   ① 10個の整数をキーボードから入力して配列に格納する.
   ② 10個の整数の合計を計算し,平均値を求め表示する.
   ③ 10個の整数の値と,平均値との差を,一行毎に表示する.
     表示例:平均値:62.5
          1番目の数字:93 平均値との差:30.5
          2番目の数字:...

(4)0から255の間の正の整数値を入力すると,8桁の二進数に変換して表示するプログラムを作成せよ.例えば,十進法の「1」は,「00000001」と表示するものとする.

授業終了時までのプログラムと完成した提出用プログラムをoh-meijiシステムを使って提出すること
授業終了時に送るのは出席の確認用である.完成した課題は提出用の回に送ること
(提出期限を厳守し,提出用の回に提出しないと採点を行わない)