今週は,関数の練習を兼ねて,コンピュータで絵を描く方法を学びます.
まず,道具箱をダウンロードします. ここ(mogra.f)をクリックしてプログラムと同じ場所に保存します.これは,グラフィックスの基本的な関数を集めたプログラムで,使える命令は,下記の6個です.これらの関数を用いて,画面に絵を描きます.
コンピュータの画面に絵を描画する場合,まず,座標系に注意しよう.
多くの場合,コンピュータの画面の座標は,X座標は左から右へ増加するが,Y座標は,上から下へ増加する.
つまり,普段我々が使っている座標系と上下逆になっている.
また,座標の値は,整数値となる.
これらの特徴は,コンピュータのディスプレイの仕組みに依存する.Windows等のOSでは,座標系や座標値の不自然さを解消することができる.
グラフィックのサンプルプログラム
#include <stdio.h> #include "mogra.f" void main() { g_int(640,480); line(0,20,40,0,5); box(400,400,560,479,2); circle(256,256,100,3); gend(); }
これらのコマンドを用いて,for文を用いて同心円を描いてみよう.
前回作成した,sin, cos の値を計算するプログラムを応用して,
Y = sin(X),Y = cos(X),のグラフを表示するプログラムを作成してみよう.