第13回:グラフィックス

今週は,コンピュータで絵を描く方法を学びます.


グラフィック入門編

まず,道具箱をダウンロードします. ここ(mogra.f)をクリックしてプログラムと同じ場所に保存します.これは,グラフィックスの基本的な関数を集めたプログラムで,使える命令は,下記の6個です.これらの関数を用いて,画面に絵を描きます.


コンピュータの画面に絵を描画する場合,まず,座標系に注意しよう.

多くの場合,コンピュータの画面の座標は,X座標は左から右へ増加するが,Y座標は,上から下へ増加する.

つまり,普段我々が使っている座標系と上下逆になっている.

また,座標の値は,整数値となる.

これらの特徴は,コンピュータのディスプレイの仕組みに依存する.Windows等のOSでは,座標系や座標値の不自然さを解消することができる.



グラフィックのサンプルプログラム

#include <stdio.h>
#include "mogra.f"

void main()
{
    g_int(640,480);

    line(0,20,40,0,5);
    box(400,400,560,479,2);
    circle(256,256,100,3);

    gend();
}


【練習】

これらのコマンドを用いて,for文を用いて同心円を描いてみよう.


【演習】

以前,作成した,sin, cos の値を計算して保存するプログラムの結果をファイルから読み込んで,

Y = sin(X),Y = cos(X),のグラフを表示するプログラムを作成してみよう.