第9回 配列のキーボード入力 (6/16)


第8回演習の解答例



今回も,配列について学びます.


前回の課題では,データをプログラム内で代入していましたが,それではデータが変わるたびにプログラムを書き換えなければなりません.

そこで今回はキーボードからデータを入力する場合を考えます.そこでデータ数が5個の和を出すプログラムをキーボードから入力した形に変更すると以下のようになります.

#include <stdio.h>
void main()
{
	float a[5];
	float sum;
	int i;

	sum = 0;
 
	for(i=0; i<5; i++){
		printf("a[%d]=",i);
		scanf("%f",&a[i]);
		sum += a[i];
	}
	printf("和:%f¥n",sum);
 
}

これを実行すると,自分の任意のデータの和が求められます.


演習課題

成績データは以下に示す表を使用せよ.

(1)整数型配列に成績データである得点を入力し,合計値と平均点を表示するプログラムを作成せよ.

(2) 次に分散を計算し,表示するプログラムを作成せよ.

(3) 偏差値を計算し,それぞれの番号の得点と偏差値を全て表示するプログラムを作成せよ.

(4) 最高点と最低点を表示するプログラムを作成せよ.

(5) 点数の高い順に点数を表示したい.アルゴリズムを考えて提出せよ.この問題だけ紙に書いて提出してください.

   

偏差値は,以下の式から求めることが出来る.

上に示す表の偏差値とプログラミングによる計算結果とを比較し,
プログラムが正しいかを確認しなさい.

ただし,平方根計算には以下のsqrt関数が使える


#include <stdio.h>		/*printfなどの命令を使うためのファイルの読み込み*/
#include <math.h>		/*sin関数,sqrt関数など数学用の関数を使うためには必ず読み込むこと*/
 
void main()
{
	float a, b;
	
	a = 60.15;
	
	b = sqrt( a );		/*平方根計算用の関数*/
	
	printf( "%.2fの平方根は%.2fです.¥n", a, b );
	
}

 

授業終了時までのプログラムと完成した提出用プログラムをoh-meijiシステムを使って提出すること
授業終了時に送るのは出席の確認用である.完成した課題は提出用の回に送ること
(提出期限を厳守し,提出用の回に提出しないと採点を行わない)