第7回 繰り返し (6/2)


前回の演習の答え

1. 1からキーボードから入力した値までの和を求めるプログラム

まず,問題が与えられたら,プログラムの実行手順を考えよう

1 和を求める数 n を入力する

2 合計をもとめる変数を,クリヤーする

3 繰り返しの回数(カウンタ)を,0にする

4 カウンタの値が n を超えるまで,以下を繰り返す

  4-1 合計にカウンタの値を加算する
  4-2 カウンタの値に1加える

となる.これをプログラムにしてみよう.


解答例:

#include <stdio.h>

void main()
{
    int i, n, sum;

    printf("1からnまでの和を求めます.nを入力してください.n = "); scanf("%d", &n);

    sum = 0;

    for(i=0; i<n; i++){
        sum += i+1;
    }

    printf("1から%dまでの和は,%dです.\n", n, sum);

}

2. for文を使って100点より大きい数字が入力されるまで,成績判定を繰り返す様プログラムを作成する

まず,問題が与えられたら,プログラムの実行手順を考えよう

1 テストの点数を入力する

2 テストの点数が100点より小さい間,以下を繰り返す

  2.1 テストの点数が
    2.1A 80点以上 「優」
    2.1B 60点以上 「良」
    2.1C 50点以上 「可」
    2.1D それ以外 「不可」

  2.2 テストの点数を入力する

となる.これをプログラムにしてみよう.


解答例:

#include <stdio.h>

void main()
{
    int n;

    printf("テストの点数を入力してください"); scanf("%d", &n);

    for( ; n<=100; ){
        if(n >= 80)
            printf("優\n");
        else if(n >= 60)
            printf("良\n");
        else if(n >= 50)
            printf("可\n");
        else
            printf("不可\n");

        printf("テストの点数を入力してください"); scanf("%d", &n);
    }
}

演習

1. 整数nを入力すると,n!を一回だけもとめる. 注意:0!=1

2. 整数nを入力すると,奇数か偶数かの判定を繰り返し,0以下の整数が入力されたら終了する

3. まずデータの件数を入力し,続いてその件数だけ実験データを入力し,実験データの合計と平均値を求める.

   データの例: 10,20,30,40,50 の5件なら,合計150,平均30.0