計算結果などを画面に表示する方法について,演習しよう.
C言語のプログラムの基本形は,次の図のようになります.
printf()関数は,文字や値を画面に表示する際に用いる関数で,
文字列をそのまま表示する
printf("1234");
書式指定して,文字列,数値を表示する
printf("%d", 1234);
と,二つの使い方があります.
書式指定
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意味
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例
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%d
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整数を十進数で表示 | 1, 2, -35 |
%f
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実数 | 0.1, 2.5 |
%c
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文字
’で囲まれた1個の半角文字 |
'a', 'B' |
%s
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文字列
”で囲まれた複数の文字 |
"ABC", "d" |
書式とデータの種類は一致していなくてはいけません.データの種類については後日取り上げます.また,複数のデータを表示するときには,次のようになります.
これは,
printf("2は1より大きい");
と同じものと解釈されるわけです.
文の途中や,おしまいで改行をするためには,\n を挿入します.
#include <stdio.h> void main() { printf("Hello!\n World\n"); }
先週作成したプログラムと結果を比較してみましょう.\n のところで改行されているはずです.
この改行命令のように,\を最初につけた2つの文字の組み合わせをエスケープシーケンスといって,画面に表示されない効果を発揮します.
では,記号 \ や " ' などを画面に表示するにはどうしたらよいでしょう.これも,エスケープシーケンスを用います.
表示したい文字
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エスケープシーケンス
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\
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\\
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"
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\"
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'
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\'
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tab
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\t
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画面に
123
\100もらった
”また来週”
と画面に表示するようなプログラムを作って印刷し,学年,組,番号,氏名を記入して提出する.