第2回 画面に数字を表示する (4/21)


今週の内容

計算結果などを画面に表示する方法について,演習しよう.


プログラムの基本形(復習)

C言語のプログラムの基本形は,次の図のようになります.


printf()関数の使い方

printf()関数は,文字や値を画面に表示する際に用いる関数で,

文字列をそのまま表示する

   printf("1234");

書式指定して,文字列,数値を表示する

   printf("%d", 1234);

と,二つの使い方があります.

書式指定
意味
%d
整数を十進数で表示 1, 2, -35
%f
実数 0.1, 2.5
%c
文字

’で囲まれた1個の半角文字

'a', 'B'
%s
文字列

”で囲まれた複数の文字

"ABC", "d"

書式とデータの種類は一致していなくてはいけません.データの種類については後日取り上げます.また,複数のデータを表示するときには,次のようになります.

これは,

 printf("2は1より大きい");

と同じものと解釈されるわけです.


改行

文の途中や,おしまいで改行をするためには,\n を挿入します.

#include <stdio.h>

void main()
{
    printf("Hello!\n World\n");
}

先週作成したプログラムと結果を比較してみましょう.\n のところで改行されているはずです.

この改行命令のように,\を最初につけた2つの文字の組み合わせをエスケープシーケンスといって,画面に表示されない効果を発揮します.

では,記号 \" ' などを画面に表示するにはどうしたらよいでしょう.これも,エスケープシーケンスを用います.

表示したい文字
エスケープシーケンス
\
\\
"
\"
'
\'
tab
\t

演習

画面に

  123

  \100もらった 

  ”また来週”

と画面に表示するようなプログラムを作って印刷し,学年,組,番号,氏名を記入して提出する.