授業概要
数値計算の基礎2(明治大学理工学部 2017年度秋学期月3)
世の中の現象にはノイズ・ゆらぎ・不確定さなどのランダム性を含む現象が多く存在する。例えば,サイコロやルーレットなどのゲーム,天気,店での待ち時間,株価などが挙げられる。本授業ではそのようなランダム性を含む現象の乱数を使ったシミューレーションの手法を学ぶ。
本講義を通して様々な確率モデルを理解し,そのシミュレーションを行い,動画によるレポートを作成できるようになることを目標とする。
授業内容
- 離散分布の乱数生成
- 連続分布の乱数生成,逆関数法,Box-Muller法
- 待ち行列のシミュレーション
- 中心極限定理のシミュレーション
- ブラウン運動のシミュレーション
- 確率微分方程式のシミュレーション
- Schelling's segregation model
成績評価の方法
- 試験50%,レポート50%
- レポートは1回,上記の目標に沿ったレポートを提出してもらう.提出の仕方は追って案内する.
- 期末試験は通常の筆記試験で,内容は統計解析について.詳細は追って案内する.
レポート
- レポート課題:確率モデルのシミュレーション
- RstudioからRmdで書き,knitrを通してhtmlファイルを作成し,メールにて提出せよ
- 動画を入れること
- 例として硬化の入れ替えやSchelling's segregation modelなどが挙げられる
- 締め切りは2018年1月15日(月)12:00
学生レポート紹介
富の分布のシミュレーション
期末試験
- 2018年1月22日(月)の講義の前半に期末テストを行う
- 範囲は乱数生成法について
参考情報
教科書
「例題で学べる確率モデル」,成田清正,共立出版
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