授業概要
数値計算の基礎2(明治大学理工学部 2016年度秋学期水4)
統計学の推定検定の応用として,計算機を用いたデータ分析の演習を行う.R言語を用いてデータの図示,縮約,検定,推定などが行えるようになることを目標とする.プログラミングと統計学の初歩の融合的な応用である。
成績評価の方法
- 試験50%,レポート50%
- レポートは1回,上記の目標に沿ったレポートを提出してもらう.提出の仕方は追って案内する.
- 期末試験は通常の筆記試験で,内容は統計解析について.詳細は追って案内する.
レポート提出詳細
- 締切は2017年1月25日(水)日本時間17:00
- irisのデータに対して,授業で習った統計手法を適用し,何らかの結論を導け.
例えば,以下のような問いが考えられる.
- それぞれの種類の平均や分散はいくらか.
- 花びらや萼片の大きさには相関があるか.
- 種類によって,花びらや萼片の大きさの平均は異なると言えるか.
- 花びらの大きさから萼片の大きさはどの程度予測できるか.
- Rmdファイルを作り,knitrでhtml化してレポートを作成すること.
- 図を入れること.
- 提出方法はメール.以下のルールを守ること.
- アドレスはmeiji.ac.jpのものから送ること
- 宛先はmiyabe@meiji.ac.jpとすること
- 件名は「4年16組??番名前,数値計算の基礎2レポート」とすること
- Rmdとhtmlおよびサブディテクトリを1つのファイルに圧縮し添付ファイルとすること
- 適切な署名をつけること
学生レポート紹介
iris,ソース
期末試験
期末試験問題
参考情報
教科書
「Rによるやさしい統計学」,山田剛史,杉澤武俊,村井潤一郎,オーム社
参考書
- 「Rで楽しむ統計」奥村晴彦,共立出版
- 「Rで学ぶ確率・統計」辻谷 將明・和田 武夫著,共立出版
- 「数学ガールの秘密ノート/やさしい統計 」(数学ガールの秘密ノートシリーズ),結城浩,SBクリエイティブ
- 「RstudioではじめるRプログラミング入門」Garrett Grolemund著,大橋真也監修,長尾高弘翻訳(オライリー)
オンラインの情報
授業内容
- 9月21日:解析用のデータ作成(統計,英語,大学に関するテスト),Excelによるデータ解析
- 9月28日:1.6 Rの使い方のコツ,第2章 1つの変数の記述統計
- 2変数の記述統計
- 点推定
- 標本抽出
- 標本分布
- 統計的仮説検定の考え方
- t分布を用いた検定
- カイ二乗検定(独立性の検定)
- 一元分散分析
- 二元分散分析
- 回帰分析
- 因子分析
- 検定力分析
- まとめ