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励起用ダイクロイックミラーの選択に関する注意事項

 誤った「励起用ダイクロイックミラー」を選択してしまうと、うまく画像が取得できないことはおろか、顕微鏡自体が壊れてしまうこともありうるので、注意が必要である。特に多光子励起顕微鏡では、「RDM690」なる励起用ダイクロイックミラーを選択しなければならない。
 励起用ダイクロイックミラーを選択するには、「Image Acquisition Control」ウィンドの左端に縦に並んだアイコンの内、 をクリックして、Fig.1に示す「LightPath & Dyes」ウィンドウを開く。

Fig.1 「LightPath & Dyes」ウィンドウ

 「LightPath & Dyes」ウィンドウの中央に、赤く囲った部分が、励起用ダイクロイックミラーを選択する箇所であり、選択肢は以下のように6種類ある。

  1. BS20/80
  2. DM405/473
  3. DM405/473/559
  4. DM405/473/559/635
  5. RDM690
  6. None

2〜4番は共焦点蛍光顕微鏡モード(One photon mode)で使用されるダイクロイックミラーである。5番目が、MaiTaiを使う多光子励起顕微鏡モード(Two photon mode)で選択されていなければならないダイクロイックミラーである。 顕微鏡のモードを選択したら、自動的に2〜4番と、6番のダイクロイックミラーを切り替える設定にはなっているが、この「LightPath & Dyes」ウィンドウで一度ダイクロイックミラーの選択を変えてしまうと、その選択が次回使う時の設定に反映されてしまうので、 注意が必要である。また、多光子励起顕微鏡モードなのに、2〜4番のダイクロイックミラーが選択されていると、そのダイクロイックミラーが、近赤レーザでダメージを受けてしまう。

間違った選択の事例



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